当ブログは第二保管庫のためレスポンスは極端に遅いです。
トラックバックやコメントは本家の方にお願いします。
<   2005年 07月 ( 15 )   > この月の画像一覧

2005年 07月 04日
【kimdongsung】 第67回「バカの壁・再」55(その4) 【妄言の女王】
第67回「バカの壁・再」55(その4)
~中国『遺棄』化学兵器問題考~


その3から続きです。

さて、元日記を見て貰えば分かるように日記を書いた瞬間に即反撃を食らって沈黙した彼女ですが健気なのか無謀なのか名無しさんは創氏改名中さんに反論を試みました。
それがこれです。
Re:そもそもの問題として(07/04) kimdongsungさん (2005年07月04日 16時18分36秒)
名無しさんは創氏改名中さん
>日本軍は「武装解除」したので国民党軍やソ連軍などが「日本軍の武器弾薬類」を接収する形になっています。
-----
字面だけをみればそういうことになるかもしれません。
しかし、実際に、国民党軍やソ連軍などに化学兵器を引き渡したとする直接的で具体的な証拠なり証言なりは存在するのでしょうか?
遺棄であれ引渡しと解釈するのであれ、中国大陸を軍靴で踏みにじり、423回の作戦で毒ガスを使用し数万人の兵士、民間人を殺傷しました。字面だけの解釈によって毒ガス処理の責任回避を図ろうとしているんじゃないかと他の国からはそのように受け取られてしまうのではないでしょうか。
2004年の政府調査にしても、だれがどのように調査したのかなど、あやふやな点が多くあります。
さらに言えば、中国の管理責任などを問題にしても、日本軍がかつて毒ガスを使用したくさんの人を死なせてしまった犯罪的事実がなかったことになるわけではありません。


(後略)
■と言うことで全く懲りてないどころか小癪にも反論を試みようとしていますね。
しかもその結果自分の無知を更に晒すと言ういつものお約束のオチです。


>字面だけをみればそういうことになるかもしれません。
>しかし、実際に、国民党軍やソ連軍などに化学兵器を引き渡したとする直接的で具体的な証拠なり証言なりは存在するのでしょうか?


その1で述べましたが「ポツダム宣言」をすっかり忘却の彼方に追いやっている彼女に乾杯。


>遺棄であれ引渡しと解釈するのであれ、中国大陸を軍靴で踏みにじり、423回の作戦で毒ガスを使用し数万人の兵士、民間人を殺傷しました。字面だけの解釈によって毒ガス処理の責任回避を図ろうとしているんじゃないかと他の国からはそのように受け取られてしまうのではないでしょうか。

いいえ、平成7年4月に批准された化学兵器禁止条約は「遺棄化学兵器の定義」

>第2条 定義及び基準
>この条約の適用上

>6.「遺棄化学兵器」とは,
>1925年1月1日以降にいずれかの国が他の国の領域内に当該他の国の同意を得ることなく遺棄した化学兵器(老朽化した化学兵器を含む。)をいう。


としています。
そしてこの「遺棄化学兵器」を

>第1条 一般的義務
>3.締約国は,この条約に従い,他の締約国の領域内に遺棄したすべての化学兵器を廃棄することを約束する。


と廃棄するように定めています。

つまり「字面だけの解釈によって毒ガス処理の責任回避を図ろうとしているんじゃないかと他の国からはそのように受け取られてしまう」のではなくて「日本が遺棄した化学兵器以外日本側に処理する義務は発生しない」と言うことです。

これらの条約を根拠に中国東北地方の毒ガス弾処理は日本政府の義務と解されていますが、繰り返し言っているようにそもそも日本軍の遺棄兵器など中国に存在する可能性は低いと言うことです。

支那方面軍は蒋介石政権に、関東軍はソ連軍に武装解除され、整然と武器を引き渡しました。
引き渡したからには「遺棄」ではありませんから日本に処理の義務はありません。
無論終戦の混乱に乗じて日本軍が遺棄した化学兵器であれば日本側に処理する義務があることは明白ですが、70万発全部が遺棄化学兵器とは考えられません。

ちなみに「日本国政府及び中華人民共和国政府による中国における日本の遺棄化学兵器の廃棄に関する覚書」にも

>2.日本国政府は、「化学兵器禁止条約」に基づき、旧日本軍が中華人民共和国国内に遺棄した化学兵器の廃棄を行う。(後略)
(日本国政府及び中華人民共和国政府による中国における日本の遺棄化学兵器の廃棄に関する覚書より)

遺棄化学兵器以外は処理の義務がないと言うことは明記されています。


>2004年の政府調査にしても、だれがどのように調査したのかなど、あやふやな点が多くあります。

調べれば分かりますが私の調べたところによると外務相と防衛庁から派遣された係官が調査し、総務省から報告書が出されたそうです。
あやふやなのは貴方がろくに調べてないからですね。


>さらに言えば、中国の管理責任などを問題にしても、日本軍がかつて毒ガスを使用したくさんの人を死なせてしまった犯罪的事実がなかったことになるわけではありません。

その3で述べましたが、毒ガスを使用したことと、日本が引き渡した化学兵器を処理することの関連性は全く皆無ですが?


さて、最後にKimさんに問題です。

中国大陸に存在する化学砲弾を大まかに分類すれば以下の通りになりますが、日本側に処理の義務があるのは次の内どの砲弾でしょう。

1.日本軍の化学砲弾で日本軍が遺棄したもの。
2.日本軍の化学砲弾で日本軍が武装解除の際に連合国に引き渡したもの。
3.日本軍以外の化学砲弾。


参考
平成7年4月に批准された化学兵器禁止条約は

>1925年以降、いずれかの国が他の国の領域内に、その国の同意を得ないで、遺棄した化学兵器を遺棄化学兵器という(第二条六項)

とし

「日本国政府及び中華人民共和国政府による中国における日本の遺棄化学兵器の廃棄に関する覚書」には

>2.日本国政府は、「化学兵器禁止条約」に基づき、旧日本軍が中華人民共和国国内に遺棄した化学兵器の廃棄を行う。(後略)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/china/cw/oboegaki.html

とあります。

さぁ、1~3の化学砲弾のうち日本側に処理の義務があるのはどれしょう。

最後に産経の社説を引用して〆にしたいと思います。
【主張】遺棄化学兵器 すべて旧日本軍の責任か(産経新聞)


 旧日本軍が中国に遺棄したとされる化学兵器の処理方法をめぐり政府内で検討が始まった。中国の法外な要求に乗せられないことが肝要だ。

 遺棄化学兵器の総数について、中国は二百万発だと主張する。これに対し、日本側は平成八年、遺棄化学兵器の九割以上が埋まっている吉林省のハルバ嶺を調査した結果、七十万発と推定した。中国側はしかし、今後も、「二百万発」を外交カードに使ってくるだろう。

 日本側の「七十万発」も、確実な数字ではない。実際に掘ってみれば、化学兵器ではない通常兵器や、化学兵器であっても旧ソ連軍や中国軍のものが見つかる可能性がある。厳密な調査に基づく区別が必要である。

 また、仮に旧日本軍のものだとしても、化学兵器禁止条約が問題にする「同意を得ずに遺棄された化学兵器」に当たらない場合もあろう。

 終戦時、旧満州の関東軍は旧ソ連軍に、満州以外の中国大陸に展開していた支那派遣軍は中華民国軍などにそれぞれ、化学兵器を含む大量の武器・弾薬を引き渡したからだ。政府はそれらの証拠書類を捜すべきである。

 化学兵器禁止条約発効から二年後の平成十一年、日中間で遺棄化学兵器の廃棄に関する覚書が締結された。日本が処理費用をすべて負担し、将来の事故も日本が補償するなどの内容だ。中国の言い分をほとんど受け入れてしまった外交のつけが回ってきた。


 中国の要求によっては、費用は一兆円を超すともいわれるが、費用算定は厳正に行われなければならない。

 最近、旧日本軍が化学兵器を遺棄したとされる問題で、そうではなかった可能性の指摘も出てきている。

 旧日本軍が遺棄した化学兵器で死傷したとして、中国住民らが日本政府に損害賠償を求めた、いわゆる「毒ガス兵器損賠訴訟」で、国側は「化学兵器の容器は旧ソ連製である疑いが強い」などとする新証拠を提示した。

 また、茨城県神栖町の井戸水汚染の原因は当初、旧日本軍の遺棄化学兵器との見方が強かったが、不法投棄された産業廃棄物の可能性が出てきた。

 遺棄化学兵器の処理は、国の名誉にかかわる問題でもある。将来に禍根を残さないため、慎重な外交的対応と学問的な再検証が必要である。
■終わり。
[PR]

by bosc_1945 | 2005-07-04 00:00 | 「バカの壁」シリーズ
2005年 07月 03日
【kimdongsung】 第67回「バカの壁・再」55(その3) 【妄言の女王】
第67回「バカの壁・再」55(その3)
~中国『遺棄』化学兵器問題考~


と言うことでその2から続きです。

>もちろん当時も化学兵器禁止の国際条約がありました。

確かに「窒息性ガス、毒性ガス又はこれらに類するガス及び細菌学的手段の戦争における使用の禁止に関する議定書」がありました。

この条約自体は大正十四年六月十七日にジュネーヴで作成され、昭和三年二月八日から効力発生が発生していますが、我が国は第二次世界大戦当時この条約に批准しておらず-ちなみに言えばアメリカも未批准-我が国が批准・交付・告示しこの条約が我が国について効力発生したのは昭和四十五年五月二十一日です。

法は遡らないと言う大原則を考えれば、当時日本軍には人道的観点以外の制約はありませんでした。
またこの条約では

>窒息性ガス、毒性ガス又はこれらに類するガス及びこれらと類似のすべての液体、物質又は考案を戦争に使用すること

が禁止されていますが、非致死性に分類される嘔吐剤(あか剤)や催涙剤がこれに含まれるのか定かではない上に、支那事変は戦争ではないと主張することもできるので実効性には疑問な点が多いです。

またこの条約で禁止されていたのはあくまで「使用」であり「開発・生産・貯蔵」など化学兵器自体を保有する事は認められていました。

>化学兵器に関しては、1925年のジュネーブ議定書により「窒息性ガス、毒性ガス等の戦争における使用」が禁止されていたものの、その開発、生産および貯蔵までは禁止されていなかった。
(化学兵器禁止条約の概要より)

また戦時復仇措置としての毒ガスの使用は違法性を阻却されていました。
つまり、簡単に言えば相手が毒ガスを使ってきた場合は同程度に限り毒ガスで報復してもよいと言うことですね。

また当時日本陸軍の仮想敵であったソ連は異常な化学兵器大国であり、共産主義黒書によれば1921年にはソ連軍が毒ガスを用いて相次ぐ農民反乱を制圧している。
そのソ連を仮想敵としソ連に敵視される我が国が復仇兵器としての化学兵器を研究開発生産し、極東ソ連軍と対峙する関東軍がそれを備蓄していたことは国際法上全く合法でありどの国際法にも違反するものではなかった。

その証拠に連合国の報復裁判として名高い極東軍事裁判でも毒ガスの開発・生産・貯蔵・使用で裁かれたものはいない。
それどころか、終戦後に国民党政府が行ったB・C級戦犯裁判でも、中国の瀋陽・北京・太原・済南・徐州・南京・上海・溝口・台北・広東の10ヵ所で裁判を行われ、起訴883名、死刑149名、終身刑と有期刑355名の判決が下ったが、毒ガスの開発・生産・貯蔵・使用の罪を問われ「通例の戦争犯罪」や「人道に対する罪」でB・C級戦犯として裁かれたものは寡聞にして聞かないのである。

さて、ここでその1の記述を思い出していただきたい。
西村慎吾代議士のホームページの「慎吾の時事通信」平成15年9月30日号によれば、西村事務所の秘書の方が防衛研究所で台湾派遣軍と海軍の作成した詳細な武器引渡しリストを入手し、そこには毒ガス弾を何発引き渡したと記載されていたのである。
その台湾の台北で戦犯裁判が行われているにもかかわらず、毒ガスの開発・生産・貯蔵・使用の罪を問われ「通例の戦争犯罪」や「人道に対する罪」でB・C級戦犯として裁かれたものは寡聞にして聞かないのである。

ということで彼女の

>連合国側への毒ガス使用の発覚を恐れて川、井戸、地中への組織的な遺棄を行ったとする元兵士の多数の証言がある一方で、西村議員たちが主張する「引渡し」はすべて推測・類推・「はず」・「と解釈される」にすぎません。

と言う考えや

>連合国の戦犯裁判が始まるときに、死刑になるかもしれない国際法違反の化学兵器を堂々と出すほど、日本軍の指導者は甘くなかったと考えます。中国の化学兵器の製造責任と遺棄責任と処理責任は日本政府にあると考えるのが、妥当な考えと思います。
(公開コンテンツ/日本の化学兵器の中国遺棄問題)

と言う意見がいかに愚かであるかと言うことが理解できる訳である。

もう一つ付け加えれば、彼女の言い方は非常に不正確です。
「化学兵器禁止の国際条約」ではなく「化学兵器使用禁止の国際条約」ですからね。
「化学兵器禁止の国際条約」だと化学兵器自体が禁止されているようにも取れますが、条約の中身を見ればそうでないことは明白です。

と言うことで最後の部分になります。
中国の遺棄化学兵器について 2005年07月04日 13時51分21秒 (kimdongsungさん)
(前略)
連合国側への毒ガス使用の発覚を恐れて川、井戸、地中への組織的な遺棄を行ったとする元兵士の多数の証言がある一方で、西村議員たちが主張する「引渡し」はすべて推測・類推・「はず」・「と解釈される」にすぎません。化学兵器を引き渡したとする直接的で具体的な証拠なり証言を提示するべきなのです。

さらに、2004年の政府の調査では、遺棄された兵器には日本以外のものが多数含まれて
いるとの結果がでたそうですが、(562発のうち日本製は10発しかなかったなど)
しかし、2004年の調査とは「だれが」「どのように調査」して10発であることが「判り」
「どのように公表」されたものなのでしょう。それを日本政府は明らかにするべきです。


また、こんな生地もありました。

遺棄化学兵器処理 中国案では1兆円超 施設分散を要求、膨張
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050622-00000000-san-pol

>中国に遺棄されている旧日本軍の化学兵器の廃棄処理をめぐり、日中両国が
>交渉を進めてきたが、中国側の要求を受け入れた場合、日本の拠出金は一兆円
>超となる見通しであることが、日本側の非公式な試算でわかった。

これは援助なのでしょうか?
お金は一括で払われるのかな?
金額も日本側の計算じゃないんでしょうか?
個々のケースに対し実費が発生するという事ではないのかなあ?
と、まあ、私もよく分からないことばかりですが、現地処理を主張する日本に対し、中国は元々日本に輸送して日本のプラントで処理することを主張してきたんじゃなかったでしたっけ?中国が妥協して現地処理になった。と理解しています。
■さてさて、いよいよ彼女の無知が明らかになってくるわけですが


>連合国側への毒ガス使用の発覚を恐れて川、井戸、地中への組織的な遺棄を行ったとする元兵士の多数の証言がある一方で、西村議員たちが主張する「引渡し」はすべて推測・類推・「はず」・「と解釈される」にすぎません。化学兵器を引き渡したとする直接的で具体的な証拠なり証言を提示するべきなのです。

は?「化学兵器を引き渡したとする直接的で具体的な証拠なり証言」ですか?
すでに述べているようにポツダム宣言は「日本國軍隊ハ完全ニ武装ヲ解除セラレ」としていますね。

これほど直接的で具体的な証拠はありません。
しかも、根本的に「日本の遺棄化学兵器である」と立証すべき立証責任を負うのは中国側であると言う大前提も彼女は理解していませんね。


>さらに、2004年の政府の調査では、遺棄された兵器には日本以外のものが多数含まれて
>いるとの結果がでたそうですが、(562発のうち日本製は10発しかなかったなど)
>しかし、2004年の調査とは「だれが」「どのように調査」して10発であることが「判り」
>「どのように公表」されたものなのでしょう。それを日本政府は明らかにするべきです。


私の調べたところによると外務相と防衛庁から派遣された係官が調査し、総務省から報告書が出されたそうですね。

ところで一つ聞きますが、やっていいんですか?
恐らくこの流れからすると貴方の主張に沿わない結果が出る可能性が高いでしょう。
貴方の主張に沿わない結果が出てきても許容できますか?

勢いと字数の関係でその4へ続く
[PR]

by bosc_1945 | 2005-07-03 02:00 | 「バカの壁」シリーズ
2005年 07月 03日
【kimdongsung】 第67回「バカの壁・再」55(その2) 【妄言の女王】
第67回「バカの壁・再」55(その2)
~中国『遺棄』化学兵器問題考~


と言うことでその1から続きです。

さて、内閣府遺棄化学兵器処理担当室には「発掘済及び未発掘の遺棄化学兵器の分布状況」(PDF文書)と言う資料があります。

これを見て貰えば分かると思いますが現在中国において発掘・回収されている殆どが「あか剤」と「きい剤」と極少数の「あおしろ剤」ですね。
また「有毒発煙筒等」と言うのが果たして「しろ剤」なのかという問題もありますが、概ね「あか剤」と「きい剤」と見て間違いないでしょう。

「あか剤」だの「きい剤」だの「あおしろ剤」だの「しろ剤」では何のことか分からないのでまとめると

分類(旧日本軍における名称)
 制式名称 制式年次 化学剤の名称(USコード)

糜爛剤(きい剤)
 きい1号甲 1936 マスタード・独法
 きい1号乙 1936 マスタード・仏法
 きい1号丙 1937 マスタード・不凍性
 きい2号  1933 ルイサイト(L)

嘔吐(くしゃみ)剤(あか剤)
 あか1号 1933 ジフェニルシアノアルシン(DC)
           ジフェニルクロロアルシン(DA)

催涙剤(みどり剤)
 みどり1号 1929 クロロアセトフェノン(CN)

窒息剤(あお剤)
 あお1号 1929 ホスゲン(CG)

血液剤(ちゃ剤)
 ちゃ1号 1938 シアン化水素(AC)

発煙剤(しろ剤)
 しろ1号 1929 三塩化砒素

こうなります。
一般的な致死性としては
窒息剤≒血液剤>>>>糜爛剤>>>嘔吐剤>催涙剤≒発煙剤
と言う感じになるかと思います。

日本軍が大陸で使ったとされる「あか剤」と「きい剤」について少し解説しておきます。
「あか剤」と呼ばれる「嘔吐(くしゃみ)剤」については読んで字の如く、吸引すると鼻や喉の粘膜を激しく刺激してくしゃみや嘔吐などの症状が出る化学剤で致死性は非常に低く催涙剤などと暴徒鎮圧に使用される。
場合によっては死に至る場合もあるが、概ね「非致死性化学剤」と分類されることが多い。

「きい剤」と呼ばれる「糜爛剤」は皮膚・目・呼吸器に作用し皮膚に付着すると激しい炎症と糜爛を引き起こし激しい痛みと傷跡を残す。
気管から吸引すると呼吸器系が糜爛し死亡することもあり殺傷力はあるが致死率は低く、殺傷目的より戦闘能力を削ぐ目的で使われる。
1917年7月12日ドイツ軍がイープル戦線でカナダ軍に対して実戦で初めて使用した際にも約3500人の中毒者のうち死亡したのは89人であり、第一次世界大戦中の化学兵器による死者の約80%はホスゲンによるものだったとされている事からも分かる。

硫黄マスタードにはHD(蒸留マスタード)とH(精製されていないもの)があり、窒素マスタードには、HN-1、HN-2、HN-3がある。
マスタード類の中ではHDとHN-3がびらん剤として最も知られている。

純粋なマスタードガスは常温で無色・無臭であり粘着性の液体であるが、初期の頃は生成段階で不純物を含むマスタードガスも多くこれらはからし・ニンニクやわさびに似ている臭気を持つ事から「マスタードガス」と呼ばれる。
また、イペリット(Yperite)とも呼ばれるがこれは第一次世界大戦のイープル戦線で初めて使われた事に由来している。

ちなみに「きい剤」のうちルイサイトは生産コストの点でマスタードに劣るのを理由に糜爛剤の重点は専らマスタードに置かれたそうです。

閑話休題

と言うことでいつもの如く話は逸れましたが、諄いほど前述したように日本軍が武装解除された時点で日本側の所有権・管理権は及ばなくなり、所有権・管理権は接収した連合国側に移ります。
「化学兵器禁止条約」に照らし合わせると

>第2条 定義及び基準
>この条約の適用上

>5.「老朽化した化学兵器」とは,次のものをいう。
>(a)1925年より前に生産された化学兵器
>(b)1925年から1946年までの間に生産された化学兵器であって,化学兵器として使用することができなくなるまでに劣化したもの

>6.「遺棄化学兵器」とは,
>1925年1月1日以降にいずれかの国が他の国の領域内に当該他の国の同意を得ることなく遺棄した化学兵器(老朽化した化学兵器を含む。)をいう。

(化学兵器禁止条約より)

「遺棄化学兵器」ではなく「老朽化した化学兵器」に該当します。

と言うことは処分する義務があるのは中共政府ですが「旧日本軍の毒ガスで中国人民が犠牲に!」とかいう焦点を徹底的にぼやかしたバカ話になったときに登場するのがあの男です。

そう、当時外相であった「紅之傭兵」こと河野洋平と当時の首相であった村山富一売国コンビでした。
このアホ共は「毒ガスに国境はない、どこの国のものでも日本が責任を持って処理する」と売国奴丸出しの声明を出したせいで訳も分からぬままに日本が処理する事になってしまいました。

日本軍は連合国によって完全に武装解除され、全ての武器弾薬等を引き渡し管理・所有権を放棄したと言う事も忘れ、誰によって遺棄されたのか、日本製なのか外国製なのか、遺棄された化学兵器の数がどれだけあるのかと言った基本的な事をろくに調べもせずに、売国奴らしい無責任な発言をしてくれたものです。

接収側が50年以上も放置しておいて、ある日突然被害が出たからと言って日本の責任だと言うのはまるでヤクザのごとき言い掛かりと言うものです。


さて、後半です。
中国の遺棄化学兵器について 2005年07月04日 13時51分21秒 (kimdongsungさん)
(前略)
これに対して、いろいろな批判が出ています。
たとえば、日本は戦争に負けて無条件降伏し、武装解除をして、持っていた全ての兵器と施設をソ連軍と中国軍に引き渡しましたのだから、その時点で、所有権と管理は相手に移った、だから日本に責任はない、と考えている人もいます。(民主党の西村議員など)

しかし、日本軍の毒ガス使用は、サダムのクルド人に対する毒ガス使用の量を遥かに超えた、世界史的犯罪です。
もちろん当時も化学兵器禁止の国際条約がありました。父・祖父の行為に対して「自虐的な」反応が起こるのはごく当然、人間的なことです。そして、今、条約の字句解釈によって毒ガス処理の責任回避を図ろうとするのはまさに恥の上塗りに他なりません。


(後略)
■「バカは死んでも治らない」と言いますが、まさしくその生ける標本ですね。

>たとえば、日本は戦争に負けて無条件降伏し、武装解除をして、持っていた全ての兵器と施設をソ連軍と中国軍に引き渡しましたのだから、その時点で、所有権と管理は相手に移った、だから日本に責任はない、と考えている人もいます。(民主党の西村議員など)

>しかし、日本軍の毒ガス使用は、サダムのクルド人に対する毒ガス使用の量を遥かに超えた、世界史的犯罪です。
>もちろん当時も化学兵器禁止の国際条約がありました。父・祖父の行為に対して「自虐的な」反応が起こるのはごく当然、人間的なことです。そして、今、条約の字句解釈によって毒ガス処理の責任回避を図ろうとするのはまさに恥の上塗りに他なりません。


まぁ普通に読めば「管理責任→使用責任」と問題をすり替えているわけですが、余りに稚拙すぎてバレバレです。
仮に彼女の主張が100%正しいと仮定しても、化学兵器を使用した責任と武装解除され管理・所有権が及ばなくなった後の責任は100%別物であり、前者は日中国交正常化の際に中国側が賠償を放棄したのですでに解決済みで、後者については日本軍が遺棄したと証明されたもの以外処理する責任はありません。
で、

>しかし、日本軍の毒ガス使用は、サダムのクルド人に対する毒ガス使用の量を遥かに超えた、世界史的犯罪です。

サダムフセインと比べるのはまぁ悪い手ではありません、サダムフセインの使ったのがイペリット(マスタード)という日本軍で言うところの「きい剤」であり同じに見ようと思えば見れないこともありません。
しかしサダムフセインは自国民であるクルド人に使っている(ハラブジャ事件)という点で悪質ですし、クルド側の主張ではあのヒトラーですら使用を躊躇った神経ガスのサリン・タブン・VXガスを使用している点で、ヒトラーを超える残虐性を持っていると言えるかも知れません。

ちなみにサリンの使用に関しては1991年1月の湾岸戦争で敗北した後、国連の査察団が1992年6月に現場の土壌を採取した結果、サリンが分解した後の発生物質であるメチルホスホン酸とイソプロピルメチルホスホン酸を検出しサリン使用を実証しています。
また、フセインはクルド人に使用するだけではなくイラン・イラク戦争においてもイラク軍がタブンを大規模使用しイラン軍に多大な打撃を与えています。
ちなみにこれが人類史上初の神経ガスの実戦使用です。

それに対して日本軍が使用したのは前述のきい剤であるマスタードもしくはルイサイト、あか剤であるジフェニルシアノアルシン(別名:DC)とジフェニルクロロアルシン(別名:DA)の混合の嘔吐剤にみどり剤であるクロロアセトフェノン(別名:CN)と言う催涙剤です。
まぁマスタードもしくはルイサイトならまだしも致死性の低い嘔吐剤やほぼ非致死性で警察などでも使用されている催涙剤を神経ガスと比べるのはサリンに失礼と言うものですね。

字数の関係でその3へ続く
[PR]

by bosc_1945 | 2005-07-03 01:00 | 「バカの壁」シリーズ
2005年 07月 03日
【kimdongsung】 第67回「バカの壁・再」55(その1) 【妄言の女王】
第67回「バカの壁・再」55(その1)
~中国『遺棄』化学兵器問題考~


中国の遺棄化学兵器について 2005年07月04日 13時51分21秒 (kimdongsungさん)
最近、中国との間で日本が過去に使用した化学兵器による事故で被害者が出ています。

中国毒ガス事故:旧日本軍の遺棄化学兵器 外務省認める
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20050627k0000m040131000c.html

中国大陸を軍靴で踏みにじり、少なくとも423回にわたって毒ガスを使用し、3万3000人以上の兵士・民間人を殺傷し、正規戦では1668回の使用で4万7000人以上を殺傷し、6000人を死亡させたのです。とても悲しく、また恥ずかしい事です。(「アジア太平洋戦争」森武麿著、集英社から引用)
私は、残存する毒ガス兵器を日本が責任を持って処理するのは、倫理的にきわめて当然のことと思います。こうした数字も中国側の発表がベースなのかもしれませんが、歴史的な犯罪行為に対して日本政府が十分な調査をしてこなかったことが問題とも考えられます。


(後略)
■暫く大人してたかと思ったらまた沖縄の件に続いてアホなことを言い出しました。


>中国大陸を軍靴で踏みにじり、少なくとも423回にわたって毒ガスを使用し、3万3000人以上の兵士・民間人を殺傷し、正規戦では1668回の使用で4万7000人以上を殺傷し、6000人を死亡させたのです。とても悲しく、また恥ずかしい事です。(「アジア太平洋戦争」森武麿著、集英社から引用)

ソースが「アジア太平洋戦争」と言う時点である種のバイアスがかかっていると疑うべきでしょう。

日本軍が中国大陸で毒ガスの使用については
【質問】 日本軍は中国戦線では毒ガス兵器をどのくらい使用したのでしょうか?(軍事板常見問題)
【回答】
 (前略)
で,1937年7月27日に華北へ,「第一野戦化学実験部」が派遣され,日中戦争に於いて,毒ガス戦がスタートします.
森松俊夫監修・原剛解説 『「大本営陸軍部」大陸命・大陸指総集成』第三巻、エムティ出版、1994年、223~224pに記載されている,
1938年12月2日付、閑院宮載仁参謀総長より杉山元北支方面軍司令官などに発せられた「大陸指第345号」
によれば,
「在支各軍ハ特種煙(あか筒※・あか弾・みどり筒)ヲ使用スルコトヲ得
但之ガ使用ニ方リテハ市街地特ニ第三国人居住地域ヲ避ケ勉メテ煙ニ混用シ厳ニ瓦斯使用ノ事実ヲ秘シ其痕跡ヲ残ササル如ク注意スヘシ」
とあります.訳しますと、
「中国にいる日本軍は、あか筒・あか弾(ジフェニ-ルシアンアルシン)・みどり筒などの特種煙(毒ガスのこと)を使用してもよい。
 ただし、毒ガスの使用にあたっては、市街地、特に第三国人(アメリカ人やイギリス人・ドイツ人など日本人・中国人以外の国民)の居住地域を避け、できるだけ煙に混用し、厳に毒ガス使用の事実を秘し、その痕跡を残さないように注意しなさい」
という意味になろうかと思います。

この毒ガス使用が停止されるのは,1943年6月に米国大統領からの警告(毒ガスを使用し続けるのなら,米軍は日本軍に対しても同じ方法で報復する)があってからです.

1937~38年までは実験期,1939~43年までは本格使用期です.
前半期には,催涙性の「みどり」(塩化アセトフェノン),嘔吐剤の「あか」(ヂフェニル青化砒素)が主に使用されています.
使用状況は,1938年に発行された教育総監部「事変の教訓」第5号,第7号(化学戦の部)に詳しいです.
なお,「きい」と言われた糜爛性のイペリット,ルイサイトですが,これらが用いられるようになったのは後半期で,1942年の陸軍習志野学校編「支那事変ニ於ケル化学戦例証集」に使用例が収められています.


(略)

中国側には国民党,八路軍共に化学戦能力など殆どなかったため,少数使用でもかなりの成果を上げたようです.

(後略)
■という感じだそうな。

まぁ公刊戦史等を引用してくるならともかく、タイトルからして怪しいソースを鵜呑みにしてしまうリテラシーはとても悲しく、また恥ずかしい事です。


>私は、残存する毒ガス兵器を日本が責任を持って処理するのは、倫理的にきわめて当然のことと思います。こうした数字も中国側の発表がベースなのかもしれませんが、歴史的な犯罪行為に対して日本政府が十分な調査をしてこなかったことが問題とも考えられます。

・・・(゚Д゚ )ハァ?

>私は、残存する毒ガス兵器を日本が責任を持って処理するのは、倫理的にきわめて当然のことと思います。

残存する毒ガス兵器ってあんた日本製以外もですか?
そう主張するんであれば、後述しますが根本的な知識が不足している恐れがありますが・・・。

この問題の最大の争点は「日本製であるか否か、遺棄化学兵器であるか否か」の二点ですね。

そもそもの問題の始まりは1945年8月15日にポツダム宣言を受託した事に端を発します。
そのポツダム宣言には

>九 日本國軍隊ハ完全ニ武装ヲ解除セラレタル後各自ノ家庭ニ復歸シ平和的且生産的ノ生活ヲ營ムノ機會ヲ得シメラルベシ
(「ポツダム」共同宣言)

と、日本軍に対する完全な武装解除が書かれており、これに基づき日本軍は各地で連合国側の武装解除を受けています。
ここで重要なことは武装解除された武器弾薬等は接収側の連合国の所有・管理下に入り日本側の所有権・管理権は及ばなくなったのです。

武器を引き渡した相手については、中国大陸の支那派遣軍約百万においては蒋介石の国民党軍、満州の関東軍約五十万はソ連軍に、朝鮮半島の朝鮮軍は38度線より北側はソ連軍、南側は米軍に引き渡したものと思われます。
また中国大陸の一部においては共産党軍の武装解除を受け引き渡した例もあるようです。

これらの武装解除は終戦から僅か2ヶ月後の1945年10月16日までに完了し同日にはGHQ総司令官マッカーサー元帥が「日本軍武装解除完了声明」を発表しています。
終戦時日本本土以外に約350万の兵力があったとされ、更に本土に同数程度の兵力があったとされていますが、これら700万兵士の武装解除が僅か2ヶ月程度で完了したこと、また西村慎吾代議士のホームページの「慎吾の時事通信」平成15年9月30日号によれば、西村事務所の秘書の方が防衛研究所で台湾派遣軍と海軍の作成した詳細な武器引渡しリストを入手したそうです。
そこには毒ガス弾を何発引き渡したと記載されていたそうですから、他の日本軍も部隊ごとに武装解除を受けた際には詳細な武器引渡しリストを作成して整然と引き渡し武装解除を行ったため2ヶ月で終えることができたと考えるのがもっとも合理的ではないでしょうか。

また、中国大陸の特殊な事情としては日本軍降伏後の中国では国共内戦が本格化し国民党・共産党共に日本軍の武器を必要としていた-中共軍に至っては後の朝鮮戦争まで旧日本軍の武器を使用していたとする資料もある-から武装解除と武器引渡しは短時間に行われた可能性が高いでしょう。

と言うことで、前述のように支那方面軍は国民党軍に、万里の長城以北の在満関東軍はソ連軍に武装解除され武器弾薬の一切の所有権・管理権は接収側に移ったのです。

また、ソ連側の武装解除の際に接収された武器弾薬についてはこう言う記述があります。
大紀元社説シリーズ『共産党についての九つの論評』(大紀元日本)
【第二評】中国共産党はどのようになり上がったのか
二 中国共産党の不名誉な歴史
(八) 三年の内戦――売国奪権
(前略)
 1947年から1948年の間、「ハルビン協定」と「モスクワ協定」をソ連と結んだ。ソ連に国の権益と東北の資源を売り、その見かえりとして、ソ連による中共の外交上と軍事上の全面支持を得た。協定では、ソ連が中国共産党に50機の飛行機を援助、敗戦した日本軍の武器を二回にわけてすべて提供すること、ソ連のコントロール下にある東北の弾薬や軍用物資も安い値段で中共に提供すること、国民党が一旦東北へ上陸作戦を敢行したら、ソ連と中共は秘密裏に共同して中共の作戦を進めること、新疆(しんきょう)制陸権奪取において、ソ連は中共を援助し、中ソ連合空軍を樹立し、11個師団規模とすること、米国がソ連に提供した130億米ドル相当の武器の三分の一をソ連が東北に運ぶこと、またソ連の支持を取り付けるため、中共がソ連に東北の陸路と空路の通過権を与えること、国民政府と米軍の動向を通報すること、東北の物産、綿花、大豆、その他の戦略物資をソ連に提供して武器と交換すること、ソ連が中国の鉱物資源開発優先権を持つこと、東北と新疆への進駐権、中国でのソ連極東情報局設立権を持つこと、ヨーロッパで戦争が勃発した場合、中共が10万の援軍と200万の労働者でソ連を支援すること、このほか中共は遼寧、安東省特別区を適当な時期に朝鮮に併合させることなどを承認した。
■信憑性についての裏は取れていませんが、真実だとすれば驚くべき記述です。
つまり、中国大陸で武装解除により接収された兵器のほぼ全量はソ連側により中国大陸に残置され国共内戦で使われたと言うことになります。

まず支那方面軍の持っていたであろう化学砲弾の所有権と管理権は武装解除の際に接収した国民党軍に移ります。
これが遺棄されたのであれば責任は国民党軍かもしくはそれを接収した共産党軍にあると言うことですね。

次に関東軍が持っていたであろう化学砲弾の所有権と管理権は武装解除の際に接収したソ連軍に移ります。
そして「ハルビン協定」と「モスクワ協定」により共産党軍に移るというわけですね。
これが遺棄されたのであれば責任は共産党軍にあると言うことですね。

と言うことで結局のところ最終的に責任は共産党軍に行き着くわけです。

しかも同協定によりソ連製武器も共産党軍に渡されているとされています。
ここで「なんで日本製化学砲弾とソ連製が一緒に発掘されるのか?」と言う疑問が氷解するわけですね。
答えは簡単「日本軍が遺棄した化学兵器ではないから」と言うことになります。

いつもの如く字数の関係でその2へ続く
[PR]

by bosc_1945 | 2005-07-03 00:00 | 「バカの壁」シリーズ
2005年 07月 01日
【中共理論】 陛下のサイパン訪問は侵略美化 【A級戦犯】
「侵略を美化」と批判・両陛下の訪問で中国紙 2005-06-28 (日本経済新聞)
 【上海28日共同】天皇、皇后両陛下のサイパン訪問をめぐり、中国各紙は28日「侵略を美化する」などと批判する記事を掲載した。共産党機関紙、人民日報は報じていないが、上海紙の新聞晨報や北京紙の北京青年報、新京報など大衆紙に批判的な論調が目立つ。

 新聞晨報は、天皇は「殺人者」と「被害者」への対応を区別すべきだと指摘。「先の大戦によって命を失ったすべての人々を追悼する」との天皇の言葉が「侵略者を美化する言葉で、歴史に対する正確な認識と反省を欠いている」と批判した。

 新京報は、天皇が慰霊する戦死者は「靖国神社の戦犯と同じ穴のむじなだ」と断じ、天皇の慰霊の旅が「小泉純一郎首相の靖国神社参拝に大きな支持を与えることになる」とする日中関係研究者の見方を紹介した。
(23:04)
■で、誰でしたっけ?
「A級戦犯さえ分祀すれば中国は何も言ってこない」とか言ってた人は。
天皇陛下の

>「先の大戦によって命を失ったすべての人々を追悼する」

と言うお言葉ですら

>「侵略者を美化する言葉で、歴史に対する正確な認識と反省を欠いている」

と分析するような輩です。
一体先の陛下のお言葉のどこが「侵略者を美化」していて「歴史に対する正確な認識と反省」が足りないというのでしょうか?
まだ「中国の歴史に対する正確な認識と反省を欠いている」なら理解できますが。
しかも

>新京報は、天皇が慰霊する戦死者は「靖国神社の戦犯と同じ穴のむじなだ」と断じ、天皇の慰霊の旅が「小泉純一郎首相の靖国神社参拝に大きな支持を与えることになる」とする日中関係研究者の見方を紹介した。

この一言で分かりますね。

>天皇が慰霊する戦死者は「靖国神社の戦犯と同じ穴のむじなだ」

つまりここでの彼らの論理は「戦没者=A級戦犯」と言うことになりますが、今回陛下のご訪問なさった慰霊碑は主なところで

・中部太平洋戦没者の碑=中部太平洋海域で戦没した人たちを国籍を問わず慰霊対象にした碑
・スーサイドクリフ=多くの日本兵や在留邦人が身を投じた断崖
・バンザイクリフ=同上
・おきなわの塔=当時の在留邦人のうち6割近くを占めた沖縄出身者の為の慰霊碑
・韓国平和記念塔=韓国出身者の為の慰霊碑
・ガラパンのアメリカ慰霊公園内マリアナ記念碑=現地チャモロ人ら死亡した現地住民933人の名を刻んだ慰霊碑
・第二次世界大戦慰霊碑=隣接するテニアン島も含め死亡した米軍人5204人を追悼する慰霊碑

と、軍人・軍属・民間人は勿論のこと国籍すら問わない全戦没者を対象にした慰霊です。
それを

>天皇が慰霊する戦死者は「靖国神社の戦犯と同じ穴のむじなだ」

と言い切るこの愚かさ

結局A級戦犯だからどうのと言うのは口実にすぎません。
もし彼らの要求に屈してA級戦犯を分祀したら次はB級、C級、いずれは全ての大東亜戦争戦没者を分祀しろと言い出すに違いないと確信しました。

これが中共クオリティーです。
[PR]

by bosc_1945 | 2005-07-01 00:00 | 国内時事問題