当ブログは第二保管庫のためレスポンスは極端に遅いです。
トラックバックやコメントは本家の方にお願いします。
カテゴリ:災害関連( 20 )

2005年 03月 12日
【サマーワ情勢】 スマトラ支援と軍隊と 【スーダンPKO】
自衛隊向け活動、豪軍360人が担当…最高司令官 3月12日1時43分 (読売新聞)
 【シドニー=樋口郁子】オーストラリア軍のピーター・コスグローブ最高司令官は11日、連邦議会委員会で、イラク南部ムサンナ県に派遣される豪軍増派部隊計約450人について、「戦闘部隊約360人が自衛隊のための治安維持活動にあたる」と語った。残りはイラク軍の訓練を担当するとしている。

 また、ヒル国防相は同日、増派部隊隊長に、イラクやアフガニスタン、東ティモールでの活動経験があるダーウィンの第二機甲連隊のロジャー・ノーブル連隊長(中佐)を任命した。
■豪軍主力の任務はあくまでサマーワの治安維持と言うことですね。
さて
スマトラ支援で自衛隊撤収=6千人診察、空輸242トン 3月10日7時1分 (時事通信)
 インドネシア・スマトラ島沖の巨大地震と津波で、最も大きな被害を受けた同島アチェ州で、約2カ月間にわたって被災地支援活動を続けてきた陸海空3自衛隊がすべての活動を終了し、10日に撤収。計1000人の隊員は今月下旬までに帰国する。
 防衛庁によると、陸自はスマトラ島で約6000人を診察、約2300人に予防接種。マラリアなど感染症予防のため、東京ドーム10.3個分に当たる約13万平方メートルを消毒した。空自は救援物資242トンを空輸し、405人を運んだ。海自は輸送艦のホーバークラフトで復旧工事に必要な重機などを同島西海岸の被災地へ運んだ。
■本当にお疲れ様でした。
活動実績を引用しますと

>陸自はスマトラ島で約6000人を診察、約2300人に予防接種。マラリアなど感染症予防のため、東京ドーム10.3個分に当たる約13万平方メートルを消毒した。
>空自は救援物資242トンを空輸し、405人を運んだ。
>海自は輸送艦のホーバークラフトで復旧工事に必要な重機などを同島西海岸の被災地へ運んだ。


約一個大隊程度という比較的少ない人数で非常に良くやっていただけたと国民の一人として感謝致しております。

まぁ毎度お馴染みあの人にはとやかく言われましたが、特に海自のLCAC(ホバークラフト)を使ったの活動は過去日記でも取り上げたように軍ならではの支援と言えます。
繰り返し言っているように軍隊の災害時の役割は「大規模人員投入能力=マンパワー」「ヘリコプターなどによる輸送力」で、これらの能力は他の公的機関にはない軍隊特有の能力です。
他の公的機関にこれらの能力がないのは平時には何の役にも立たないからで、軍隊が平時から無駄の保持を許されているのはひとえに「軍隊の第一義的役割はそこに存在することによる抑止力」だからですね。
平和主義者の方々は良く勘違いされますが、軍隊が実際に武力を用いるのはあくまで第二義的な役割と言うことです。

そう言う意味では、我が国の自衛隊は世界一優秀な軍隊と言えます。
何と言っても先の戦争が終わって以来一度たりとも戦争をこちらからすることなく向こうからされることもなく、一部心ない罵詈雑言に耐え日々任務に精勤することによって我が国の平和と安定と繁栄に大きく寄与してきたからですね。

例えば米軍とかイスラエル国防軍みたく始終ドンパチやっている軍隊というのは確かに「精強」で「優秀」だろうけれど、根本的な本質的な所で何か間違ってんじゃないかと思う今日この頃、まだまだ勉強が足りません。

さて、同じ人道復興支援でもアメリカが関わると全否定されるのが
心臓病の5歳女児を搬送 イラクから空自輸送機で 3月6日16時58分 (共同通信)
 先天性心臓疾患のイラク人女児(5つ)に米国で手術を受けさせようと、航空自衛隊が2月、C130輸送機でイラク南部タリル空港からクウェートまで女児を運んでいたことが6日分かった。空自はクウェートを拠点にイラクとの間で米兵や物資を運んでいるが、イラク人患者の輸送は初めて。手術は成功し女児は米国で療養中だ。
 防衛庁航空幕僚監部は「今回はまさに人道復興支援活動。条件が整えば今後も積極的に取り組みたい」と話している。
■イラク人道復興支援です。
これも前々から言ってきたようにイラク復興支援は国連安保理決議に基づく国連安保理の国連加盟国への貢献の要請なんですね。

日本でイラク支援が語られる際にはいつもこの肝心な客観的な大義名分がいつも抜けてその代わり米帝のポチと言うどうでもいい主観的な意見が入り込んでくるわけですねぇ。

しかも

「貴国(日本・某S氏注)は安保理決議の要請に応え、窮状に立ち向かうイラクに対し、称賛されるべき連帯姿勢を示した。復興に対して寛大な貢献を表明。困難な議論を経て、人道復興支援のためサマワに自衛隊を派遣した。」国連事務総長 国会演説 東京 2004年2月24日(仮訳)・外務省HP)

というアナン国連事務総長の演説は無視されていますw
そりゃあ何の法的拘束力はないとはいえ国連事務総長たる人が「人道復興支援のためサマワに自衛隊を派遣した」って言っちゃぁねぇw

参考リンク
【総力特集】 多国籍軍参加問題 【徹底解説】
【総力特集】 多国籍軍指揮権問題 【徹底解説】(「バカの壁」避難所)

スーダンに調査団派遣 PKOで治安情勢把握 3月8日21時6分 (共同通信)
 政府は8日、スーダンで国連平和維持活動(PKO)が行われる見通しになったことを踏まえ、現地の治安情勢などを把握するため、スーダンと、隣接するケニアの両国へ担当者を派遣した。調査結果を踏まえ、PKO派遣の国連決議後に、派遣問題について政府内で正式に検討する方針。
 派遣されたのは内閣府国際平和協力本部事務局、外務省総合外交政策局、同中東アフリカ局の3人で、10日まで現地に滞在して治安情勢や生活環境、現地のニーズなどを探る。
 治安情勢への不安などから大規模な自衛隊の部隊派遣には防衛庁を中心に慎重意見が根強い。外務省幹部は「スーダン情勢を把握するための派遣であり、自衛隊派遣を決めているわけではない」と強調した。
 これに先立ち細田博之官房長官も、国連のゲーノ事務次長(平和維持活動担当)との会談で「検討を始めたばかりで、結論を言う段階にはない」と述べるにとどめた。
■いつも不思議に思うんですが

>派遣されたのは内閣府国際平和協力本部事務局、外務省総合外交政策局、同中東アフリカ局の3人

何で自衛隊の武官は一人も派遣されないのでしょうか?
内閣府や外務省のお役人文官にどうやって現地の脅威度・治安状況・軍事的脅威の有無を見分けろと言うんでしょうか?

「餅は餅屋」という諺がありますが、どうやら軍事の分野ではまだまだのようです。
で、繰り返し日記で言ってきたようにソマリアPKOの時のように「はじめに派遣ありき」で調査団を派遣されても実際に派遣される現場はたまったものじゃない訳ですが今回は

>スーダン情勢を把握するための派遣であり、自衛隊派遣を決めているわけではない

とのことでとりあえずは安心しています。
まぁ「政治の貧困が国民や兵士に犠牲を強いる結果に繋がる」と言う最悪の事態が起きないように、私は「任務遂行のための武器使用」を認めない限りPKF本体業務には参加すべきではないと陳腐なアジテーションを飛ばし続けるのです。

「PKOでもPKFでも任務完遂してみせるわ。
でも法律で手足を縛るのだけはかんべんね。」
(By防衛庁・自衛隊の中の人)

[PR]

by bosc_1945 | 2005-03-12 00:00 | 災害関連
2005年 03月 02日
【人道支援】 スマトラと人道支援とLCAC 【強襲揚陸】
スマトラ地震の救援活動 2005年03月01日 13時17分06秒 (kimdongsung)
みなさん。金曜の報道ステーションを御覧になりましたか?
スマトラ沖大地震による津波被災地で続いている、
日・米・独の救援活動の様子を取材したものでした。

「ああいう大変なところは民間人は無理、
軍隊がいいのだろう」という思い込みを打ち砕く内容でした。
軍隊は確かに大雑把な救援物資の輸送は出来ますが、
生活の建て直しに通じるような、きめ細かい救援活動は出来ないのですね。


対するドイツ市民救援隊の、細かい気配りには驚きました。
自分達が帰国した後に現地の人が自力でメンテナンスできるよう、
水道管工事に使う部品も現地で調達するのです。
救援活動の歴史とノウハウの蓄積あってのことでしょうが。

こういう活動はその国なりの理念と方法でやればいいという、
当然の事実を目の当りにする思いでした。
■なるほど「ドイツに見習え!」ですか。
どこかで聞いたようなかけ声ですねw

まぁそれはさておき、ドイツに見習うとすれば日本も内務省を復活させないといけませんねぇ。
報ステで登場したにはドイツの「技術救援活動隊(THW)」ですが、これら冷戦期につくられた民間防衛法制に基づいて「連邦民間防衛庁(BZS)」「連邦自主防護連盟(BVS)」「技術救援支援隊(THW)」などの組織を統括するのは連邦国防省ではなく連邦内務省の管轄ですからw

内務省というのは「主に国内安寧保護の事務を管理」する省庁で、かつてあった内務省の場合は「地方行政・警察・神社・選挙・土木・衛生・都市計画・地理・出版・著作権・拓殖などに関する事務を管理し、北海道庁長官・府県知事を監督」する中央官庁でした。
1947年の内務省解体に伴い、内務省の権限のうち地方局は自治省へ、国土局の管掌は建設省へ、警保局の機能は法務省と国家公安委員会・警察庁へ、それぞれ移管されました。

ということで、内務省復活∩( ・ω・)∩ばんじゃーいw

冗談はさておき。
流石にこれを日本で復活させるのは不可能ですから、アメリカの連邦緊急事態管理庁(Federal Emergency Management Agency)に習ってせめて大規模災害時や有事の際に救援・復旧活動を統括する「緊急事態管理庁(Japanese Emergency Management Agency)」を設立すべきでしょう。

・・・おっと、別の話ですねw

閑話休題

要はドイツは東西冷戦という脅威にさらされていた訳で、日本より民間防衛先進国であるがゆえの組織であると言えるわけです。

しかし、ご存じのように日本も冷戦時代は対ソ最前線だったわけですが陸続きの欧州ほどの脅威には晒されませんでした。
日本海という天然の要塞があったからで、当時ソ連には海を渡って渡洋侵攻する能力はなかったと言われていますが、当時は10個師団中の4個師団(当時)が北海道に配備され、日本で唯一の機甲師団である第7師団や第1戦車群、第1特科団や第1高射特科団など比較的規模の大きい部隊が北海道に重点配備されていました。
無論、広い北海道の多くの部隊が配備されているのは当然かもしれませんし、単純に広い演習場で訓練できるからというものあるでしょうがw

冷戦期に民間防衛法制を完成させたドイツと、有事法制はできても未だに民間防衛法制すら整っていない我が国とでは民間防衛に対する考え方に大き違いがあり一概に比べるべきではないというのが結論でしょう。

さて日記に戻ります。

>「ああいう大変なところは民間人は無理、軍隊がいいのだろう」という思い込みを打ち砕く内容でした。
>軍隊は確かに大雑把な救援物資の輸送は出来ますが、生活の建て直しに通じるような、きめ細かい救援活動は出来ないのですね。


根本的に「ああいう大変なところは民間人は無理、軍隊がいいのだろう」という思い込みが間違っているんですがね。

軍隊の災害時の役割は「大規模人員投入能力=マンパワー」と「ヘリコプターなどによる輸送力」で、これらの能力は他の公的機関にはない軍隊特有の能力と言えます。
あと、自衛隊の場合特筆されるべきは「大量給食能力」と、日本特有の「風呂提供能力」w
で、

>軍隊は確かに大雑把な救援物資の輸送は出来ますが、生活の建て直しに通じるような、きめ細かい救援活動は出来ないのですね。

この部分は当然のことを言っているに過ぎません。
ボランティアが良くて軍隊はダメと言う「善悪二元論」ではなくて両方に良いところがあり悪いところがある、お互いがお互いに補完し合えばいいと言う発想にならないのが彼女の最大の欠点です。


>救援活動の歴史とノウハウの蓄積あってのことでしょうが。
>こういう活動はその国なりの理念と方法でやればいいという、当然の事実を目の当りにする思いでした。


そうです、その通りですよ。
前述のようにドイツと我が国の国情をまずは比べるべきでしょう。
例えばちらっと前述した「FEMA」は核戦争の際の被害極限を前提にして作られた組織と言われています。

ですから我々は「その国なりの理念と方法」に則って自衛隊を送り出しているだけのこと。
なんで「その国なりの理念と方法」を捨ててドイツの事例にすがるんですか?

さて、軍隊の災害時の役割は「大規模人員投入能力=マンパワー」と「ヘリコプターなどによる輸送力」と言いましたがそれを象徴するような事例がスマトラでありました。
インド洋津波 海自のホーバークラフト 復旧工事に貢献 2月26日17時46分 (毎日新聞)
 【アチェ州(インドネシア・スマトラ島)岩崎日出雄】インド洋大津波で寸断された道路や橋を復旧中のアチェ州西海岸で、海上自衛隊が陸上からも海上からもアクセスが困難だった地域に水陸両用のホーバークラフト型揚陸艇で重機やトラックを搬入し、復旧工事に貢献している。
 海自は今月10日以降、ホーバークラフト2隻(米国製)で道路・橋の復旧のためにインドネシア国軍が使うショベルカーやブルドーザーなどの重機やトラックを輸送。24日までに計33台をバンダアチェ市郊外の西海岸、ロクンガから、五十数キロ離れたチュナムプロンへ搬送した。

 ホーバークラフトは最高時速約90キロで海上を駆け、港湾施設のない砂浜にも上陸できる。チュナムプロン周辺では、津波で橋が流されたり、海岸付近の道路が水没したが、ホーバークラフトによる輸送開始後は山や水田を切り開く新道建設が急ピッチで進んでいる。
 インドネシア国軍はホーバークラフトを所有しておらず、ホーバークラフト前で記念撮影する同軍兵士も。インドネシア軍幹部は「自衛隊の協力がなかったら、道路復旧はこんなに早く進んでいなかった」と話している。
b0062429_324069.jpg
インド洋津波 海自のホーバークラフト 復旧工事に貢献
アチェ州西海岸にショベルカーを搬入する海上自衛隊のホーバークラフト
岩崎日出雄写す(毎日新聞)17時46分更新

■このホバークラフト(正確にはLanding Craft Air Cushion:エアークッション型上陸用舟艇)を積んでいるのは「輸送艦」という日本名の「強襲揚陸艦」なんですが、この強襲揚陸艦LCACの本来の役割は「敵前上陸」です。

LCACの典型的な任務は

戦車・車輌・火砲などの重機材、部隊、補給物資の積み込み

強襲揚陸艦からの発進

急襲下の海岸や内陸部への高速輸送


という感じで第二次大戦までは揚陸艦が直接海岸にビーチング(擱坐着岸)する戦車揚陸艦(LST)が主力でしたが、LSTの場合には着岸する時にバラストを調整して艦首を上げ接近、着岸直前に艦尾の錨を下ろしてから、艦首バラストに注水、艦首を下げて着底。
離岸するときは、バラストを調整して艦首を上げ艦尾の錨を巻き上げて後進をかけ離岸と、手順がややこしい上にもし着岸してから引き潮になった場合離岸できない船が続出と言うこともあったそうな。

そこで注目されたのが「ホバークラフト」で、ホバークラフトは機体の下面から圧縮空気を吹きつけて地上および水上すれすれの高さを走る訳で、着岸も容易なら離岸の際もそのまま浮上して回転すればいい訳ですからLSTより簡単です。

また、LSTの場合は船と一緒ですから海面下に障害物や機雷を仕掛けられたらおしまい、自分の喫水線より浅いところにはいけないし構造上箱形をしていないといけないので航行性能にも問題があり低速というネックがあったわけです。
LCACの場合は約4フィートほど浮き上がって走行するので海上では海の深さ、海面下の障害物、浅瀬、潮流に関係なく走行でき、陸上でも4フィート以下の障害物であれば、沼地、砂漠、溝、土手などの地形に関係なく走行できるわけです。
これにより従来のLST型と違って完全な水陸両用と言えるわけで、従来型では世界の海岸線の17%でしか上陸作戦ができませんでしたが、LCACの場合は70%以上になるといいます。

この様にLCACは最大時速は約74kmで積載容量は60~75トン、行動範囲も「時速74キロで320キロメートル/時速65キロで480キロメートル」と「高速性・機動性・完全水陸両用性」が売り物です。
また、LCAC母艦の強襲揚陸艦など上陸用艦船は上陸部隊を多数搭乗させ敵前に上陸させるという特質のため、多数の人員や物資を乗せる事ができ、病院設備を保有しているケースも多い為、災害時には物資輸送艦や避難民の収容所としても利用できます。

いつも言っていることですが江畑謙介氏の「こうも使える自衛隊の装備」ですが、この本の第一章のタイトルの通り「強襲揚陸艦だろうが空母だろうが、人道支援にも有効だ」と言うことなんですね。

参考リンク
1968年西ドイツ「緊急事態憲法」における緊急事態類型(有事戦略研究会)
米国における地震災害の対応(FEMA)(Nagura's Space)
[PR]

by bosc_1945 | 2005-03-02 00:00 | 災害関連
2005年 03月 01日
【国民保護計画】 日本版緊急事態管理庁を! 【あきしお】
<国民保護計画>有事認定前、知事が独自に連絡室 消防庁案 3月1日3時4分 (毎日新聞)
 有事やテロの際に警報を市町村に伝えたり、住民を避難させるため都道府県が策定する国民保護計画で、消防庁策定のモデル案の全容が28日分かった。国が有事や緊急対処事態を認定する前にも、多数の死傷者が出た場合は知事が緊急事態連絡室を設置して情報収集に当たるよう提言。1日の地方公共団体の国民保護に関する懇談会で示される。
 モデル案は、都道府県庁に▽国の有事発生の連絡前でも予兆があれば、職員を招集▽自衛隊など国や他自治体との連携の徹底▽幹線道路や鉄道の管理者、生物化学兵器攻撃に対応できる医師のほか、避難施設、備蓄物資のリスト作成――などを促している。
 ゲリラ攻撃で、国の避難指示を待てない場合、「知事が緊急通報を発令し、退避を指示。警戒区域を設定し、危険地域への住民の立ち入り禁止を徹底」すると明記。弾道ミサイル攻撃の際、知事は「(住民を)堅ろうな建物に避難させ、着弾後の(国の)指示を待つ」とし、警報発令後、住民は「速やかに屋内や地下街に避難する」などとしている。
 このほか「救援」「安否情報の収集・提供」「生活施設などへの武力攻撃災害への対処」「復旧」なども盛り込んでいる。政府は昨年12月、国民保護法に基づき、都道府県や指定公共機関が有事やテロへの対処計画を作成する際の「基本指針」案の要旨を公表。モデル案は、自治体が作成する国民保護計画で、消防庁が盛り込む必要があると判断した内容を具体的に示している。【野倉恵、宮田哲】
■日本でもようやく見かけだけは諸外国に追いつきつつあるようです。
中身は・・・;y=ー( ゚д゚)・∵. ターン

そう言う意味では
内閣府に危機管理庁創設=民主が緊急事態法原案 3月1日21時1分 (時事通信)
 民主党は1日の外務・防衛・緊急事態法制プロジェクトチーム合同会議で、大災害や外部からの武力攻撃などに迅速に対処するための緊急事態基本法案の原案を固めた。内閣府に危機管理担当相を長とする「危機管理庁」を創設することが柱。

民主、緊急事態法案を了承 週内にも自民党と協議へ 3月1日10時41分 (共同通信)
 民主党の外務、防衛、緊急事態法制プロジェクトチーム(座長・前原誠司「次の内閣」防衛庁長官)合同会議は1日午前、有事や大規模テロ、自然災害への対応策をまとめた緊急事態基本法案の最終案を了承した。
 同法については、民主党と自民、公明両党が今国会で成立を図ることで基本合意しており、早ければ週内にも前原氏と、自民党側の窓口となる石破茂前防衛庁長官が非公式折衝を開始。民主党は状況をみて3党協議を再開、合意を得て法案を国会に提出したい意向だ。
 最終案は、内閣府に(1)危機管理担当相を責任者とする日本版「危機管理庁」(2)情報担当相をトップとする「内閣情報委員会」--などを設置することや、安全保障会議の活性化などが柱となっている。
この動きは大いに賛成です。
私は常々アメリカの連邦緊急事態管理庁(Federal Emergency Management Agency)に習って、大規模災害時や有事の際に救援・復旧活動を統括する「緊急事態管理庁(Japanese Emergency Management Agency)」を設立すべきと言ってきましたからねぇ。

さて、話題は吹っ飛びますが
海自呉史料館:基本計画まとまる 新年度起工、07年完成  /広島 3月1日17時26分 (毎日新聞)
 ◇建設から運営までPFI方式
 呉市宝町の埋め立て地に防衛庁が整備する「海上自衛隊呉史料館(仮称)」の基本計画がまとまった。新年度に着工し、07年3月の完成予定。
 海自呉地方総監部によると、建設から運営までを民間企業に委託するPF1方式を採用。日立製作所や鹿島、地元の大之木建設など11社のグループが約28億8600万円で落札した。
 国有の敷地約3250平方メートルに、延べ3400平方メートルの建物を建設、展示室や図書室、会議室を設ける。
 展示テーマは、潜水艦と掃海艇の歴史が中心。湾岸戦争後の91年に、初の海外派遣としてペルシャ湾へ派遣された掃海部隊の関係資料など、呉基地が保存している資料を一堂に集める。昨年3月に呉基地で除籍になった潜水艦「あきしお」(2250排水トン、全長76メートル)の屋外展示もある。潜水艦の展示は、国内で初めて。【牧正】
3月1日朝刊
■注目はこの部分

>昨年3月に呉基地で除籍になった潜水艦「あきしお」(2250排水トン、全長76メートル)の屋外展示もある。
>潜水艦の展示は、国内で初めて。


潜水艦展示キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

この「あきしお」は潜水艦「ゆうしお」型の9番艦で2004年3月に除籍となっています。
ちなみに昭和63年、横須賀沖で釣り舟「第一富士丸」と衝突し死者を出す事故を起こした「なだしお」と同型艦です。

完成は2007年ですか、待ち遠しいですねw
[PR]

by bosc_1945 | 2005-03-01 02:00 | 災害関連
2005年 01月 27日
【対北最後通牒】 こうも使える自衛隊の装備 【対迫レーダー】
<遺骨別人>北朝鮮、日本政府の「鑑定ねつ造」と回答 1月27日2時8分 (毎日新聞)
 北朝鮮は26日、安否不明拉致被害者の再調査結果に関する日本政府の抗議に対し、横田めぐみさんの「ニセ遺骨」の鑑定結果はねつ造だとする回答を北京の大使館ルートを通じ日本政府に伝達し、遺骨の返還を改めて求めた。回答は朝鮮中央通信が24日に報道した「備忘録」をそのまま伝達する形だという。外務省首脳は「誠にふざけた不誠実な対応で、厳しい対応をより具体的に考えざるを得ない」と述べ、経済制裁発動も含めた対応を検討する考えを示した。
 備忘録は北朝鮮の人民保安省と法医学専門家が分析した資料に基づくとされる。「遺骨は横田さんとは別人のもの」と結論づけた帝京大法医学研究室のDNA鑑定について(1)1200度の高温で火葬された遺骨の個人識別は不可能で信じがたい(2)科学警察研究所では鑑定が不可能だったのに、帝京大の結果のみを絶対視した――などと指摘、「日本の鑑定結果は徹底的なねつ造」と結論づけている。そのうえで「偽りの遺骨まででっち上げる日本は信じられず、親しく付き合おうとしても到底付き合えない」と批判している。
 北朝鮮の回答を受け、日本外務省は「北朝鮮側の対応は非建設的。今後もこのような対応に終始する場合は、我が方として『厳しい対応』を講じざるを得ず、その可能性についてより具体的な検討を行う考えだ」との外務報道官談話を発表。国内世論はさらに対北朝鮮強硬論に傾くとみられ、政府は今後、経済制裁の発動手順の検討を本格化させるとともに、回答期限を設けて再度真相究明を求める「最後通告」を突きつけることなどを検討する見通しだ。【高山祐】
■いや~舐められたもんですね。
まぁ、正直なところ普通の国ならもう戦争してでも拉致被害者を取り戻す段階ですよ。

陸自車両を浜に陸揚げ ホーバークラフトで(共同通信) 1月27日13時32分 (共同通信)
 【バンダアチェ(インドネシア)27日共同】スマトラ沖地震の被災地支援で自衛隊の国際緊急援助隊は27日、ホーバークラフト(LCAC)を使って輸送艦「くにさき」から医療隊用のトラックなどを、アチェ州の州都バンダアチェ郊外の砂浜に陸揚げした。
 LCACは本来、上陸作戦で戦車などを陸揚げするための装備。防衛庁によると、海外での実際の任務でLCACを使ったのは、東ティモールの国連平和維持活動(PKO)以来で2回目。

 LCACが水しぶきを上げて浜辺に乗り上げると、陸上自衛隊の隊員が固定器具を外し、次々と車両に乗り込んだ。降ろした車両は防疫活動で使う水タンク車や陸自部隊の移動用の車など。

b0062429_18312472.jpg
スマトラ沖地震・接岸する海自艇
バンダアチェの沖合に停泊する海上自衛隊輸送艦「くにさき」から、
陸上自衛隊のトラックなど車両3台を積んで接岸するエアークッション艇
(27日、インドネシア・アチェ州)(時事通信社)17時05分更新

b0062429_19153878.jpg
スマトラ沖地震・陸揚げされるトラック
バンダアチェ市沖の海自輸送艦「くにさき」から、エアークッション艇で
同市郊外の海岸まで運ばれ、陸揚げされる陸自のトラック。
医療チームの活動に計6台が使用される
(27日、インドネシア・アチェ州)(時事通信社)17時38分更新


■当ブログで国際平和協力活動や災害派遣について論評する際に度々引用している江畑謙介氏の「こうも使える自衛隊の装備」ですが、この本の第一章のタイトルは「強襲揚陸艦だろうが空母だろうが、人道支援にも有効だ」なんですね。

まさに、今回の記事はこのタイトル通り「(輸送艦と称する)強襲揚陸艦LCACが人道支援に役立った」という例ですね。
ここで、スマトラで頑張る自衛官の皆さんの写真でも・・・
b0062429_18313685.jpg
スマトラ沖地震・支援物資、空港に山積み
ウェー島サバン空港で被災者用の大型テントを積み終え、バンダアチェに向けて離陸する陸上自衛隊員ら。
サバン空港には各国からの支援物資が被災者に届かないまま山積みされていた
(26日、インドネシア・アチェ州)(時事通信社)23時03分更新

b0062429_18315351.jpg
インド洋津波 陸自が物資輸送を開始 バンダアチェ
バンダアチェの空港に着いた大型輸送ヘリから被災者用のテントを降ろす陸上自衛隊員ら
=インドネシアで26日午後0時46分、佐藤賢二郎写す(毎日新聞)10時35分更新

スマトラでの任務、ご苦労様です<(_ _)>

某S氏はスマトラで任務に精勤する自衛隊の皆さんを

心の底から熱烈的に応援します!


公明が改正案に反対 平和協力活動の本来任務化(共同通信) 1月27日0時30分 (共同通信)
 自衛隊の国際平和協力活動を自衛隊法上の「本来任務」に格上げする同法改正案について、公明党が「時期尚早」などとして、今国会提出に反対する方針を自民党に伝えていたことが分かった。公明党幹部が26日明らかにした。政府、自民党は3月に改正案を提出し成立を目指す考えだったが、公明党の反対により今国会提出が先送りされる可能性が出てきた。
 26日の自民、公明両党の幹事長らによる会談では、公明党側が同改正案には慎重に対応するよう要請する一方、ミサイル防衛(MD)で、弾道ミサイルの発射兆候があれば、閣議などを省略、防衛庁長官が首相の了承を得た上で迎撃を命じることができるよう、自衛隊法を今国会で改正することについては合意した。
■おいおいおいおい、イラク派遣にも賛成しといて今更ビビったって事かぁ?
個人的な知り合いの話では創価学会内ではイラク派遣について相当揉めたらしいけど結局政権党としての判断で賛成したらしい。
ハッキリ言って最初は宗教団体が母体の政党なんてこれっぽっちも信用してなかったけど、イラク派遣に賛成した事でそれ以来政権党としての自覚があるとして一定の評価はしてたんだけどもこれじゃぁねぇ。
対迫撃弾レーダー見送り=次期イラク派遣部隊-英軍とさらに協議・防衛庁(時事通信) 1月27日7時1分 (時事通信)
 陸上自衛隊のイラク派遣で、防衛庁は27日までに、次期イラク派遣部隊の第5次隊が対迫撃弾レーダーを南部サマワの宿営地に配備することを当面見送る方針を固めた。同レーダーを保有するオランダ軍が3月中旬にサマワから撤退した後、英国軍が同レーダーをサマワに持ち込む可能性があるためとみられる。
 英軍はイラク南東部を統括しているが、現段階でサマワの治安維持にどの程度の規模の部隊や装備を振り向けるかはっきりせず、同庁は今後、英軍とさらに協議する。
■マジかよ・・・
こんなことだから拳銃や小銃、軽・重機関銃は言うに及ばず「96式装輪装甲車」や「軽装甲機動車」、「84mm無反動砲 カール・グスタフ」や「110mm個人携帯対戦車榴弾」まで持って行きながら「経験の浅い軽装備の自衛隊員」と言われるんですよね(違w

おまけ。

雑記帳 開業時運転の「0系ひかり」走行へ JR西日本 1月27日10時35分 (毎日新聞)
 ◇JR西日本は3月10日の山陽新幹線博多開業30周年を記念して、同日~4月2日、開業時に運転していた「0系ひかり」を新大阪-博多間で上下計6本走らせる。
 ◇営業速度が220キロと遅いため、現在は「こだま」として13編成が残るだけの0系。それだけに、最速の「500系ひかり」より46分も長い3時間7分で両駅を結ぶ。
 ◇しかし、当時の制服を着たパーサーによる車内販売や国鉄時代の硬券をイメージした乗車証プレゼントなどイベントは盛りだくさん。同社は「時間を忘れて楽しんで」。【山本直】
b0062429_1832335.jpg
雑記帳 開業時運転の「0系ひかり」走行へ JR西日本
開業時に運転していた「0系ひかり」(毎日新聞)10時35分更新
■なんだかナイスなマッタリ感ですね。
確かに新しい新幹線のフォルムもいいけどこの0系のフォルムもなかなかねぇ。

参考リンク
新幹線(Wikipedia)
新幹線0系電車(Wikipedia)
[PR]

by bosc_1945 | 2005-01-27 00:00 | 災害関連
2005年 01月 19日
【統合運用】 国際緊急救助隊と自衛隊 【サマーワ情勢】
潜水艦の領海侵犯、直ちに警備行動発令…政府方針 1月19日19時43分 (読売新聞)
 細田官房長官は19日の記者会見で、潜航状態の外国潜水艦による領海侵犯への対応について、<1>日本領海への侵入を確認した段階で原則として海上警備行動を発令し、浮上や領海外への退去を求める<2>国民に対しても速やかに公表する――などを柱とする政府の対処方針を発表した。

 昨年11月に発生した中国海軍所属の原子力潜水艦による領海侵犯事件では、領海への侵入から海上警備行動の発令まで約3時間を要した。また、公表がその約2時間半後となるなど、政府の対応の遅れが指摘されたため、改善策を検討していた。

 対処方針では、潜水艦が領海内に侵入した場合、防衛庁長官は特段の事情がない限り、直ちに海上警備行動を発令し、領海外に出た後も、再侵入の可能性の見極めや国籍特定などのため、原則として海上警備行動を継続するとしている。

 また、政府内の意思疎通を円滑化するため、潜水艦が領海に接近した段階で早期に政府部内で情報を共有するとともに、関係省庁がマニュアルを共有することも盛り込んだ。


 これに関連し、細田長官は「前回の政府の対応については、結果的に相当の時間を要した。私から関係者に対して注意し、今後は迅速に対処するよう改めて指示した」と述べた。
■こうして過去の反省から着々と体制を整えるのはよい事ですね。
まぁ、スウェーデンのようにソ連原潜だろうと領海侵犯する敵性潜水艦に爆雷攻撃する度胸はこの国にはありませんが、重要な課題を取り残したまま着々と体制だけは整っていきます。
自衛隊統合運用「統幕監部」の権限明確化…法改正原案 1月19日15時48分 (読売新聞)
 陸海空3自衛隊の指揮・命令系統を一元化する統合運用に向け、政府が21日召集の通常国会に提出する防衛庁設置法と自衛隊法の改正案原案が19日、明らかになった。

 現在の統合幕僚会議を廃止して「統合幕僚監部」を新たに設置し、自衛隊の運用に関する権限を陸海空各幕僚監部から統幕監部に集約する。法改正を経て、統幕監部が2005年度末に発足し陸海空3自衛隊は統合運用体制へ移行する。

 防衛庁設置法改正案原案によると、統幕監部の所掌事務は〈1〉防衛及び警備の計画に関する方針、計画の立案〈2〉行動計画の立案並びにこれに必要な教育訓練、編成、装備、配置、経理、人事などの計画立案〈3〉訓練の計画に関する方針及び統合教育訓練の計画立案――など。これに伴い、陸海空各幕僚監部の所掌事務から部隊の「行動」に関する計画の立案機能が削除される。

 統幕監部の長となる「統合幕僚長」と陸海空各幕僚長の関係については、自衛隊法改正案原案で、「統合幕僚長は、長官の自衛隊の行動に関する指揮監督についての職務を行うに当たり、陸上幕僚長、海上幕僚長または航空幕僚長が行う職務を統制することができる」とした。さらに、防衛長官の陸海空各部隊に対する指揮監督は「統幕監部の所掌に係る隊務に関しては統合幕僚長を通じて行う」とし、統合幕僚長の権限を明確化した。
以前の日記名前倒れの「統合幕僚会議」と持ち回りの名誉職の「統合幕僚会議議長」と言いましたが、ようやく脱皮できそうですね。
でもなんか「統合幕僚長」略して「統幕長」って語感がw
やっぱり「統合幕僚会議議長」略して「統幕議長」の方が語感がいいと思うんだけどなぁw

そんな事はさておき、結局
b0062429_229532.gif

こっちの問題は手付かずのまま、先送りとなりました。
どうせならこっちもいっぺんに着手して欲しかったなぁ。

インド洋津波 陸自が診療開始 インドネシア・アチェ州 1月19日17時34分 (毎日新聞)
 【バンダアチェ(インドネシア・スマトラ島)和田浩明】スマトラ沖大地震による津波の被災者支援で派遣された陸上自衛隊の応急医療チームは19日午前、バンダアチェの空港敷地内に診療所を開設し、市内の集会所で、はしかのワクチン注射などを始めた。
 同チームの加来浩器2佐は「同じアジアの仲間として少しでも役に立てればと思い、やってきた。いつもの笑顔と愛情ある語りかけで対処するよう隊員には指示した」と語り、支援活動への意欲を見せた。
 はしかのワクチン注射は国連児童基金(ユニセフ)とインドネシア政府の要請に基づく支援で、生後6カ月から15歳までの子供を対象に実施する。この日、注射を受けたムティアちゃん(13)は「これで病気にならないと思うとうれしい」と笑顔で話した。
 今回の災害の被災地で自衛隊が医療支援を行うのは初めて。同チームは医官3人、看護師6人、薬剤官1人ら20人で構成。毎日200人の患者を1カ月間治療できる抗生物質などの薬剤を用意しているという。
 同チームは16日にタイ・ウタパオ基地から空自のC-130輸送機で現地入り。インドネシア側や世界保健機関(WHO)などと調整を行い、医療ニーズ把握などを行っていた。今月下旬には、海自の輸送艦「くにさき」で移動中の国際緊急援助隊の本隊も合流。マラリアなどの防疫活動など本格的な支援活動を始める予定だ。

b0062429_18483837.jpg


インド洋津波 陸自が診療開始 インドネシア・アチェ州
陸上自衛隊応急医療チームがバンダアチェ空港敷地内に開設した診療所=インドネシアで
19日午前7時42分、佐藤賢二郎写す(毎日新聞)17時34分更新
■以前「【西南諸島有事】 自衛隊と米帝軍と国際協力活動 【サマーワ情勢】 」で紹介したスリランカ国際緊急援助隊医療チームの活動報告が届いています。
スリランカ津波災害 医療チーム活動報告11 2005年01月14日 (JICA)
(前略)
今回初めて、副団長としての責務を負い、ときに重要な決定も下した。活動場所となった東海岸のアンパラ県へは先遣隊として本隊よりも一足早く入り、医師、看護師の代表と相談しながら活動サイトと宿営地を決めた。サイトの選定要因として、「ニーズ」、「セキュリティ」、「ロジ」を挙げる。被災者のニーズはあるか、安全は確保できるか、昼食の調達や宿営地からのアクセスなどロジスティックス面での利便性はどうか、の3要素を総合的に判断しなくてはならない。

ベテランの原田さんが「天候にこれだけ左右されたミッションはない」とつぶやく。
集中豪雨に悩まされた。激しい雨から診療テントを守るため、びしょ濡れになって奮闘した。宿営地から診療所までの道が冠水し、やむを得ず活動を休止した日もあった。診療を待つ被災者を想いながらも、隊員の安全を優先した苦渋の選択だった。

一方で、「スリランカ人のサポートが熱かった」とも話す。通訳を務めてくれた人たち、診療サイトとして小学校を提供してくれた人たち、宿営地として訓練キャンプを提供してくれたスリランカ軍など。彼らの協力がとても温かかった。

「他国の医療チームとの違いは何か」と聞かれると、原田さんはよく「思いやり」と答える。目には見えにくいが、日本チームには欧米チームよりも「優しさ」や「気遣い」があるという。「とくに今回のようなアジアでの災害に対しては、同じアジア人として被災者への深い思いやりの感情が活動にあふれている」
「日本はアジアの大国としての使命がある。その一助を担えることを誇りに思う」
国際緊急援助隊医療チームは、津波発生の翌日、スリランカの空港に降りたった。どこの国よりも早かった。
■自衛隊との違いが良く理解できますね。
特に

>診療サイトとして小学校を提供してくれた人たち、宿営地として訓練キャンプを提供してくれたスリランカ軍など。

>国際緊急援助隊医療チームは、津波発生の翌日、スリランカの空港に降りたった。どこの国よりも早かった。

もう耳タコな人には耳タコだと思いますが、まぁこの人は未だに理解できていないようです。
しかし、根本的に軍隊に必要性を認めていないという時点で我々とは土俵が違います。
それがハッキリしただけでも進展があったと言うものでしょう。

発砲ゼロ、多国籍軍も驚き=近接戦想定し警戒-イラク・サマワの陸自、派遣1年 1月19日7時1分 (時事通信)
 陸上自衛隊がイラクに派遣されて19日で丸1年を迎えた。治安が悪化する中、陸自はこれまで一度も発砲しておらず、多国籍軍からは驚きの声が上がっている。一方で、隊員たちの銃は撃ちやすく改造され、市街戦など近接戦闘を想定した最先端の装備が施されている。テロの脅威にさらされる任務は続く。 
■さすが奇跡の軍隊こと自衛隊ですね。
出来る事ならこの記録が任務終了まで続かん事を。
イラク自衛隊救出シナリオ…石破前長官が内幕本 1月19日3時9分 (読売新聞)
 石破茂・前防衛長官が27日発売の新著「国防」(新潮社)で、在任中に決定したイラクへの自衛隊派遣にあたり、自衛隊員が武装勢力などに拉致された場合の「救出シナリオ」をひそかに取りまとめていたことを明らかにした。

 石破氏は「隊員を救出に行かないことはありえない」と判断し、内閣官房、法制局などと協議し、米英軍などと協力して捜索して「隊員を見つけたら(犯人に対して)説得を行い、武器を使わざるを得ないような状況になれば武器を使う」というシナリオをまとめた
という。
■うほっw

ゲル長官、そんな事バラしてもいいんですかw

おまけ。

今日のタレコミネタ。
b0062429_5551318.jpg

いや、タレコミがあったのは記事なんですが偶然画像を発見してw
ついでに記事も載せときますねw
「北朝鮮のように政治レベル低い国に支援するな」 2005.01.17 17:09 (中央日報)
北朝鮮のように政治がメチャクチャな貧困国家には、国際社会が援助を行なってはならない、という内容を盛り込んだ国連の報告書が17日に発表された。

この報告書は、北朝鮮・ミャンマー・ジンバブエなど政治レベルの低い人権後進国には、大規模な支援が行なわれてはならない、と指摘している。
アナン国連事務総長が、ジェフリー・サックス教授(コロンビア大学)に要請し作成されたもの。

[PR]

by bosc_1945 | 2005-01-19 00:00 | 災害関連
2005年 01月 15日
【西南諸島有事】 自衛隊と米帝軍と国際協力活動 【サマーワ情勢】
陸自5万、特殊部隊も動員 南西諸島有事で対処方針 1月16日2時16分 (共同通信)
 防衛庁が「島しょ防衛」について検討する部内協議で「南西諸島有事」を想定、海上での侵攻阻止などの対処方針をまとめていたことが15日、防衛庁の内部資料で分かった。南西諸島有事に対する防衛庁の方針が明らかになったのは初めて。
 方針では本土から戦闘機、護衛艦の派遣のほか、侵攻への直接対処要員9000人を含め5万5000人の陸自部隊、特殊部隊の動員を定めており、尖閣諸島の領有権で対立する中国への警戒感が背景にあるとみられる。
 防衛庁幹部は「南西諸島は大半の島に自衛隊部隊がなく、防衛面で空白地域が多い。中国は昨年11月に領海侵犯するなど活動範囲を広げており、動向に注目する必要がある」と話している。
■ボーイスカウトのモットー「備えよ、常に」って事ですね。
先日紹介した小泉総理の国会答弁ではないですが

>諸国民の公正と信義。その公正と信義のない国もあるのも過去の歴史が証明しております。

残念ながら世界は善意で動いていないんですねぇ。

インド洋大津波 陸自医療チーム出発 出遅れ…輸送力にも課題 1月15日2時58分 (産経新聞)
 インド洋大津波で、陸上自衛隊の医官ら約二十人で構成する「応急医療チーム」が十四日、航空自衛隊のU4多用途支援機などでインドネシアに出発した。輸送支援を行う陸自本隊に先立つ派遣で、水や食料など「自己完結能力」が不十分な中で医療支援に着手するが、「他国に出遅れている」との指摘もあり、政治判断と自衛隊の輸送力の向上が課題として浮き彫りになった。
 応急医療チームは、犠牲者の最も多いインドネシア・スマトラ島北部のバンダアチェに入り、十八日ごろから支援活動を開始する。要員は陸自第七師団(北海道千歳市)の医官や看護士らで、バンダアチェ空港を拠点に治療にあたる。一日に約三百人の診察が可能だ。建物倒壊で手足にけがを負った被災者が多く、「傷口から菌が入り、破傷風につながる危険性が高い」(陸自幹部)。下痢や肺炎も目立ち、こうした患者を中心に治療し、抗マラリア薬などの予防接種も行う。
 二十一日ごろには約三十人の防疫チームも出発する。今月末からバンダアチェで、マラリアやデング熱といった病原菌を媒介するハエや蚊などの害虫を駆除する。
 前進基地に想定していた海自の輸送艦「くにさき」が二十五日にアチェ州沖に到着するまでは、応急医療チームに対する兵站(へいたん)面での支援は十分ではない。水は飲料用のペットボトルだけで、食料はレトルト携行食。風呂はなく、洗濯もできないため、衣料用の消臭剤を持ち込む。
 バンダアチェ周辺では今月初旬から展開しているオランダをはじめ、フランス、スペインなど各国の軍が医療活動を実施。JICA(国際協力機構)も一月二日から医療チームを派遣しており、自衛隊の出遅れを指摘する声もある。
 四日ごろにはインドネシアから医療チームの派遣要請がありながら、首相官邸はいったん今月末の派遣を決定。その後、前倒しを指示し、十一日になって医療チームの先行派遣が決まったが、「指示があれば数日で出発できた」(防衛庁幹部)。
 自衛隊の国際協力活動が国土防衛より低い「付随的任務」と位置づけられ、「外征軍型」でもない自衛隊は、今回も移動に民間機を使用するなど輸送能力に課題を残した。来年度からの五年間の中期防衛力整備計画(中期防)では新輸送機を八機配備する予定で、「航続距離が長く、積載量も多い輸送機の整備は急務」(同)といえる。
■まぁ産経らしい記事ですね。

>四日ごろにはインドネシアから医療チームの派遣要請がありながら、首相官邸はいったん今月末の派遣を決定。
>その後、前倒しを指示し、十一日になって医療チームの先行派遣が決まったが、「指示があれば数日で出発できた」(防衛庁幹部)。


まぁ自衛隊とはいえ「軍隊」ですから命令があれば実行します。
しかしそのツケは結局現場が払わされる訳で

>前進基地に想定していた海自の輸送艦「くにさき」が二十五日にアチェ州沖に到着するまでは、応急医療チームに対する兵站(へいたん)面での支援は十分ではない。
>水は飲料用のペットボトルだけで、食料はレトルト携行食。風呂はなく、洗濯もできないため、衣料用の消臭剤を持ち込む。


と、計画も無しに人だけ送ればどうなるかといういい例ですね。

今までさんざん言ってきましたが自衛隊が災害派遣で重宝される一番大きな理由は「自己完結性」なんですね。
自分達で全てまかなえる、その能力こそ災害時に最も貴重な訳です。
例えば

野外炊具1号
浄水セット
宿営用天幕
業務用天幕(一般用)
野外入浴セット2型
野外洗濯・乾燥機セット
野外支援車

と災害派遣で役立ちそうなものを上げてみました。
これらを国際協力活動に持って行くという事は受け入れ国に負担をかけることなく活動が出来ると言う事です、これは非常に大きい事ですよね。
いくら助けに行っても受け入れが被災国の負担になっていては意味がありませんからね。
と同時に、自前で何でも賄えると言う事はそれを被災者に供給出来るとも言えます。

基本的に警察や消防は社会基盤が成り立っていて活用出来るという前提で組織が成り立っていますから、災害時など社会基盤そのものが破壊された状態ではその能力は限られたものとなります。

記事にあるJICAの医療チームによる国際緊急援助隊はこのブログでも何度か紹介しましたが、彼らの活動はアルジェリア地震の場合で2週間程度です。
例えば今回スリランカに派遣された医療チーム(一次隊)は現地小学校で医療支援活動を開始しスリランカ軍の協力を得て軍キャンプに滞在しています。
第一次隊は今月5日に活動を終え、診療所や医薬品を二次隊に引き継ぎ二次隊は7日から診療が再開するそうです。

自衛隊とどこが違うか、もうお分かりですね。
要はJICAの国際緊急援助隊医療チームは「即応性」に重点を置き、医師という特殊技能で「人的貢献」をしているという訳です。


>自衛隊の国際協力活動が国土防衛より低い「付随的任務」と位置づけられ、「外征軍型」でもない自衛隊は、今回も移動に民間機を使用するなど輸送能力に課題を残した。
>来年度からの五年間の中期防衛力整備計画(中期防)では新輸送機を八機配備する予定で、「航続距離が長く、積載量も多い輸送機の整備は急務」(同)といえる。


そうなんですよね、根本的なところで国際協力活動だろうが何だろうが海外展開能力って言うのはとどのつまり「外征力」であり「海外侵攻能力」なんですよね。
要は運ぶのが「侵攻部隊」か「援助部隊」かの差だけなんですよ。
米帝がこう言う時に迅速かつ大規模に部隊や物資を派遣したり送れるのは、結局彼らの世界一の海外展開能力が根底にあるわけで、その備えのない我が自衛隊にそれを求めるのは無茶と言うものです。
詳しいことは参考リンクの「ミリ屋哲の酷いインターネット」をご覧下さい。

かつてC-1輸送機を導入する際にあまり長距離を飛べると近隣諸国の恐れになるという訳の分からん論理で飛行機自体の大きさと航続距離が制限を受けました。
お陰で貨物満載(8t)時で航続距離がたった1,300kmですよ。
開発当時はまだ沖縄が本土復帰していない状況だったので国内だけでの使用を前提としたため 長距離飛行が不得手で、硫黄島への訓練飛行でも増槽が必要です。
で、増槽をつければ当然の如く搭載量は減ると。

当然の如く使えないという事が判明w
C-1は、予定の約半数の31機で生産が終了し、自衛隊の主力輸送機になりきれず、後年改めて「空輸能力の強化」が計られC-130Hハーキュリーズ輸送機(航続距離7800km)を導入せざるを得なくなりました。

まぁ、「本土決戦」が叫ばれた昭和20年から本質的に何も変化していない「本土決戦型」の自衛隊を「外征型」の米帝軍と比べて文句を言うのは筋違いって事ですよ。

参考リンク
スマトラ沖地震対処:自衛隊の対応は遅いのか?(ミリ屋哲の酷いインターネット)
平成15年度外務省第三者評価・国際緊急援助隊評価報告書(外務省)

陸自派遣延長、78%支持 イラク・サマワで調査(共同通信) 1月15日16時27分 (共同通信)
 【カイロ15日共同】陸上自衛隊がイラク南部サマワへ派遣されて19日で1年を迎えるのを機に、共同通信が地元紙アッサマワに委託し、地元ムサンナ州で今月初旬に行ったアンケートで、日本政府の陸自派遣延長の決定について78%が支持すると回答、不支持は13%だったことが15日までに分かった。
 陸自派遣に先立つ昨年同時期の調査では「派遣を支持する」との回答は86%。1年間で8ポイント低下し、陸自の活動に満足していないとの答えも今回、約3分の1に上っており、陸自の活動を評価しながらも、これまでの活動内容に地元住民が必ずしも満足していない実態が明らかになった。
 活動を不満とする理由について「事業が小規模」との回答が半数近くに上った。また4割以上が「電力供給」を今後期待すると答えており、生活の改善に直結する大規模事業を望んでいることが数字で裏付けられた。
( ´,_ゝ`)プッ

サドル師も調査してるみたいですがそっちの数字も楽しみですね。

おまけ。

さて、そのサドル師は・・・
停電、燃料不足改善求めデモ=サマワ自衛隊も批判-次回武器使用と警告・サドル派 1月15日21時1分 (時事通信)
 【サマワ15日時事】陸上自衛隊が駐留するイラク南部サマワで、イスラム教シーア派の反米武装闘争を呼び掛けるムクタダ・サドル師派の支持者ら約300人が15日、深刻な停電や燃料不足の改善を地元行政当局に求める抗議デモを行った。一部は銃を持っていたが混乱はなかった。
 デモ隊は「州政府が市民の生活を改善しなければ、次回はRPG7(対戦車ロケット弾)で訴える」などと書かれた布を掲げて行進。州知事庁舎前で座り込みをし、サドル師のサマワ事務所代表を務めるガジ・ザルガニ師が「政府は燃料を市民に売らずに横流して私腹を肥やしている」などと行政府の腐敗を批判し、サマワ市民の生活改善を求める要請書を州知事側に手渡した。
 また、ザルガニ師は「自衛隊はサマワに600人いるが大規模な事業を行うという最初の約束を果たさずにいる」と批判した。
■え~

「州政府が市民の生活を改善しなければ、次回はRPG7(対戦車ロケット弾)で訴える」

要求を聞かなかったら武力に訴えるって、まだ民主主義がどう言うものか理解出来ていないようですね。

<オランダ軍撤退延期も 首相示唆、年頭閣議で議論(共同通信) 1月15日13時11分 (共同通信)
 【ブリュッセル15日共同】AP通信によると、オランダのバルケネンデ首相は14日、3月15日に予定されているイラク南部サマワからの同国軍部隊撤退時期について、年頭閣議で議論したと述べた上で「(同日撤退との)内閣の公式の立場は同じだが、議論の内容は無視できない」と、撤退時期延期もあり得ることを示唆した。
 サマワには陸上自衛隊も駐留。オランダ軍撤退で、サマワの治安維持をどこが担うかが大きな焦点となっている。
 オランダは米国からイラクの治安維持のため軍の駐留延長を求められてきたが、首相は駐留延長を否定していた。国会では駐留延長を支持する声が高まっている。
■おお?
ここにきて急展開ですね、米国の要請を無視出来なかったのか我が国の外交努力の結晶なのかw
オランダの場合、海外派遣の決定は政府の権限で法律上は議会の承認は必要ないそうです。
ただし、オランダではこの種の重要決定は伝統的に議会の同意が不可欠とされているそうで、去年の12月の時点では来年3月以降の派遣延長については、国民世論の半数以上が撤退を要求し、議会も猛反発したことから駐留再延長の選択肢がなくなったと報じられていましたが

>国会では駐留延長を支持する声が高まっている。

とは驚きですね。
・・・まぁ共同だしw
[PR]

by bosc_1945 | 2005-01-15 00:00 | 災害関連
2005年 01月 12日
おまけ 「日本のぉぉぉぉ!鑑識技術はぁぁぁぁ!世界一ぃぃぃぃ!!!」
津波被災地に鑑識36年の技、警視庁OBが活躍 1月12日12時49分 (読売新聞)
 【クラビ(タイ南部)=河村武志】インド洋津波で被災したタイの遺体安置所で、鑑識一筋36年の経歴を持つ警視庁OBが、日本の鑑識チームの一員として活躍している。タイ国家警察の士官学校で教べんを執る戸島国雄さん(64)だ。

 警視庁時代に培った独特な指紋採取による遺体の身元判別法を、他国の鑑識チームも取り入れるなど、その高い技術力で貢献している。


 戸島さんは、警視庁鑑識課を定年退職後の2002年4月に、国際協力機構(JICA)のシニアボランティアとして、以前出向したことのあるタイ国家警察に赴任した。現在は科学捜査部鑑識班に配属され、バンコクの士官学校教官として鑑識捜査の指導にあたっている。

 津波発生直後、生徒20人とともにカオラックの安置所に派遣されて身元不明遺体の確認に携わり、8日からは日本鑑識チームに合流した。

 主な役割は指紋採取。腐敗が進んで膨張した遺体は指先が大きく変形し、そのままでは指紋採取は困難だ。戸島さんは、遺体から指の皮を丁寧に削り取って自分の指にかぶせ、印鑑のようにインクを付けて紙に押し当てる方法で、確実に採取を進めている。警視庁時代、水死体の身元確認などに使っていた手法だ。

 現地でともに活動しているカナダやオランダなど欧米の鑑識チームは、戸島さんのアドバイスを受け、同じ方法を取り入れ始めた。タイ警察の教え子たちも、各地の遺体安置所で戸島さんの教えを実践している。

 採取した指紋はデータベース化される。タイでは15歳以上の国民の指紋は登録されており、これと突き合わせることで、身元判別の重要な手掛かりになっている。


 戸島さんは、群馬・御巣鷹山で520人が犠牲となった1985年8月の日航ジャンボ機墜落事故でも、遺体搬送にあたった。今回、1000体以上の遺体を相手に黙々と作業を続けるうち、「やはり猛暑の中、おびただしい遺体を目の当たりにしたあの時の光景がよみがえってくる」という。

 日航機事故の時は、散乱する遺体を前に、一時はぼうぜんと立ち尽くしたが、「一刻も早く遺族と対面を」という一心で約1か月間、休まず作業にあたった。

 「遺族の嘆き、悲しみはタイ人も日本人も変わらない。御巣鷹の経験も生かし、遺体を残らず遺族の元に帰せるよう全力を尽くす」と力を込める。安置所の作業が終わるまで、戸島さんは現地にとどまる決意だ。
■日本の警察は優秀だと聞いていましたが、まさかこんな分野でも活躍しているとは驚きですね。
「この人は誰なのか?」「何故死んだのか?」を調べるというのであれば、確かに遺体の死因や身元を判明させる過程は災害時でも犯罪捜査でもそう違いはないのかもしれませんね。

しかも、欧米の鑑識チームにまでアドバイスし欧米側が取り入れるとは「日本のぉぉぉぉ!鑑識技術はぁぁぁぁ!世界一ぃぃぃぃ!!!」と言うことでしょうかw

鑑識一筋36年、犯罪者の痕跡と戦い続けた現役時代を追えて、余生は教官として東南アジア諸国の鑑識技術の向上に当たる。
何だがいろんな意味で頭が下がります<(_ _)>

身につけた技術の他にも職人魂みたいなものを後輩に伝えて欲しいですね。

JICAシニアボランティア、(*^ー゚)b グッジョブです!!
[PR]

by bosc_1945 | 2005-01-12 01:00 | 災害関連
2005年 01月 12日
【縮小版】 戦争と災害と選民 【ご都合主義】
【第66話】 10年後の神戸 ひらやんさま
(前略)
 閑話休題。
 日本中を震撼させた阪神淡路大震災から間もなく10年を迎えようというとき
に、今度は新潟を大地震が襲いました。他にも自然災害の多かった昨年ですが
、暮れにはまるで災害の年にトドメを刺すかのように、スマトラ沖地震が発生
し大津波による死者が15万人を超えようとしています。日本政府は復興支援の
一環として、800名余規模の自衛隊を派遣することを決定しました。

 さて、ここでひとつの疑問が湧きませんか。

 カンボジアのPKOに始まる自衛隊の海外派遣に目くじら立てて反対してい
た勢力が、今回はまるで何事もなかったように鳴りをひそめています。いつの
海外派遣でも、彼らが反対理由としていたのは「自衛隊を海外に派遣するこ
と」だったはず。スマトラ沖地震の復興支援が「人道支援」ならば、イラクへ
の派遣も「人道支援」です。戦争で傷ついた人を救うことと、災害で傷ついた
人を救うことのどこに違いがあるのでしょう。自衛隊の海外派遣に反対する日
ごろの態度とは180度違うご都合主義の感が拭えないのは私だけでしょうか。


(ひら☆やんさま)

「ひらやんのブツクサ独り言」バックナンバー
 http://hirayan.okigunnji.com/
■いつも拝読し勉強させて頂いているひらやんさまのメルマガですが今回も禿同!と言いたいですね。

例えばご都合主義の代表例はこの人、毎度お馴染みkimdongsungさん。
インド洋大津波と国際政治 2005年1月7日 (kimdongsungさん)
日本としても、当然、自衛隊を被災地に派遣することが国益につながると思います。現地で日の丸を振って大いに目立つとなおさらいいかも。被災統計の数字は膨らみ続ける一方だから、それに乗じてイラクにいる自衛隊も津波の被災地に移してしまうと最高だと思います。

被災地で活動する自衛隊の姿には、現地の人もみんな違和感がないようですね。

「自衛隊はこういう事をすればいいんだ」と、日本国民が考えてくれれば喜ばしい限りです。
■はい、まさしくひらやん様の言っていることですね。

>被災統計の数字は膨らみ続ける一方だから、それに乗じてイラクにいる自衛隊も津波の被災地に移してしまうと最高だと思います。

要はイラクの人々に助ける価値はなくてスマトラの人々には助ける価値があると断言しています。

もっとキツく言えば「災害に乗じて自分の政治的願望を達成させよう」という人間として疑わざるを得ないことを真顔かつ本気で言っているんです。

ものすごい選民思想ですね。
で、結局こう言うことになります。
自衛隊を災害救助隊にしてみては 2005年1月9日 (kimdongsungさん)
以前自衛隊を災害救助隊にしてみたらどうかという意見を書いたところ多くの賛同や批判の意見をいただきました。
連休でもあるので、いろいろと考えているところです。

たとえばこんな意見がありました

仮に「災害救助隊」なるものを創設するとすれば、それは現在の自衛隊と
何ら変わりない規模の人員を必要とし、訓練や生活のために広大
なスペースを用意しなければならない。

だから災害救助隊なんて無意味ということなんだそうです。
しかし少し考えてみれば分かりますが、人員の規模は今より小さくできます。
軍事訓練は行なわず、救助訓練だけを行なえばいいのですから、当然、同じ人数なら自衛隊員より災害救助で有能になるでしょう。


軍隊や自衛隊にやらせるのはかなり効率が悪いですね。

専門であるべき元戦闘地域での地雷除去についてさえ、それを専門とするNGOのほうが上手です。

今、イラクで給水作業を行っている自衛隊にかかっているコストの1/100で、同じ量の給水をNGOはこなせます。

危険地域でも、NGOにはそれなりに知識と経験があるものです。NGOは単なるボランティア集団ではないのです。

アフガニスタンでタリバン政権が倒れた後、暫定政権樹立まで、NGOは外交の仲介役としても活躍しています。激しい戦闘地域からは外交官すら立ち退きます。最後まで残っているのはNGOとジャーナリストで、地域の有力者たちへの連絡方法について最新の情報を握っているのも彼らです。

やはり今の日本に必要なのは自衛隊よりも、NGOを中心にして災害復旧に精通した専門的組織を作ることだと考えます。
■実はこの人、以前の日記でも同じようなことを言い出して猛反論にあいました。
自衛隊をどうするか 2004年10月25日 (kimdongsungさん)
(前略)
軍事費以上に公共土木工事に税金を注いできたのに、
毎年自然災害で何人もぎ死者が出つつづけているのは不思議でなりません。
「自衛隊を災害救助隊に」という案は昭和30年代から聞いているような気がします。
ただそのためには明確に救助隊として自衛隊から分離しないと
自衛隊の宣伝活動になってしまいます。

じっさい災害救助に自衛隊が出動した地域では自衛隊への評判が良いようです。
助けてもらったのですから当然ですがそういう人たちが自衛隊の
軍隊という真の顔を何処まで考えた上で評価しているかは
別物のようです。

(後略)
■まぁ日記本文に対するコメントを読めば分かりますが突っ込まれ放題です。

ちなみにKim氏が

>阪神大震災の被災者として言わせてもらえば
>今のままの自衛隊では、ほとんどお役に立ちません。


と言ったにもかかわらず実はkim氏は被災地に住んでいた訳ではなく、震災発生後すぐに東京に引き返したから自衛隊を見る事は物理的にほぼ不可能と言う事実が発覚した発端はこの日記ですw
しかも「具体的にどう自衛隊は役に立たないんですか?」と言う質問には未だ答えて頂けておりませんがね。

話がそれました。
それでも懲りずに
自衛隊分割案 2004年10月28日 10時55分 (kimdongsungさん)
みなさんの言い分もなるほどと思うところがあるのですが
私は自衛隊の分割・縮小、災害救助隊への変質を、何としても実現させたいのです。
これは国民にもアピールしやすく、実効性のある方法だと思います。

(中略)

知り合いが一人で黙々と考えた自衛隊分割案は、
下記の通りです。
私もまだざっと一読しただけで、細かい検討はしていませんが、
軍縮についての国民的合意と強い意志が前提になっているようです。

自衛隊は、国土防衛隊と災害救助隊に2分し、
国土防衛隊を防衛庁、災害救助隊を国土交通省の帰属とする。
災害救助隊は、国土交通大臣の統括により、災害救助の専門家で組織される。
国土防衛隊を対テロ部隊と本土衛隊から編成する。

防衛庁内に軍縮委員会を創設、
軍縮委員会は、民間の平和学者などで編成される外部
の第三者機関のチェックを義務づけられる。
軍縮委員会には軍備会計監査部門を創設。
専守防衛上、好ましくない軍事費を削減、国庫に戻した後、
社会保障費にあてるか、自然災害の国家保障費にあてるものとする。

自衛隊分割案2 2004年10月28日 10時56分 (kimdongsungさん)
軍縮委員会は、国防と軍縮をセットとし、
軍縮にベクトルを向けることを軍縮委員会の規約に謳う。
軍縮委員会の目的は、非武装平和とし、この理念のもとに、
あらゆる角度から防衛費の削減と軍縮に腐心するものとする。
軍縮委員会の諮問機関に、国土防衛隊非軍事化プロジェクトチームを置く。

防衛庁と警察庁、海上本土防衛隊と海上保安庁との間に、
相互の意見交換をする連絡評議会を設け、縦割り行政の弊害を除去する。

非核三原則、武器輸出三原則の堅持。
PKOからの全面撤退。
国連協力隊を外務省に創設。

国連協力隊と民間NGOとの協力体制を強化し、
紛争地帯の民間NGOと日本国としての国家機関による活動を区分けし、
とともに、相互のノウハウの提供を義務付ける。

民間NGOは、現場での国連協力隊と、活動上で干渉を受けない。
国連常任理事国入りへの当面に見送り。
PKOの費用を国連協力隊や国連援助費、民間NGOへの助成金に振り分ける。

(後略)
■なるものを持ち出してきてさらに猛反論を浴びました。
しかも文頭にいきなり結論が書いてあります。

>私は自衛隊の分割・縮小、災害救助隊への変質を、何としても実現させたいのです。

結局、この人の本音はここなんですね。
で、出すたびに猛反論を浴びたにもかかわらずの今回です。

Kim氏に対する反論は私もずいぶんとお世話になったある本からちょっとなg引用しましょう。
こうも使える自衛隊の装備 江畑謙介著・並木書房
 よく自衛隊を災害支援専門部隊に改編しろとか、平和維持活動専門組織にせよという主張がある。これは世界の現実から見て、間違っていると断言できる。
 確かに自衛隊は災害救援活動に派遣され、大きな力となっている。陸上自衛隊の施設科部隊は土木建設機材を持ち、カンボジアのPKOでも道路建設に活躍した。だが、それらは現代の戦闘組織として必要とされる機能と装備だから、災害救援や平和維持・復興活動にも応用できたもので、土木建築専門集団ではない。
 もし、陸上自衛隊を土木建築を専門とする組織に改編したらどうなるだろうか。このような組織は、その技術を維持し、隊員を訓練しておくために、常に何らかの土木建築作業を行なっていなければならない。それは民間土木建築産業を圧迫するだけではなく、その能力が必要な場合は、ただちにそれまで行なってきた作業を中止して、いつ戻れるか分からないままに、災害地や平和復興を必要としている場所に派遣されてしまう。道路を造っていたら、その工事は中止になったままである。逆に堤防工事を行なっている時には、すぐに別の場所に行けと言われても、ある程度作業を完成させなければ、その場所が洪水の危険に見舞われる場合もあるだろう。そのような部隊を保有するのは不可能である。
 平和維持活動専門部隊でも、いつどれだけの規模でどのような任務に派遣されるか分からないのに、常に隊員を訓練し、装備を整えておかねばならない。平和維持・復興活動といってもいろいろで、その国や場所によって平和維持・復興活動に派遣される部隊の規模、能力などに差が生まれる。およそあらゆる非常事態を予想して、それに対応できる能力を持っているのは軍隊であり、そのような組織を「実際に使わないために」平時から維持するのが正当化されるのは、国防軍だけである。
「実際に使わないため」が基本的役割であっても、必要な時には使える能力がない限り、抑止力は生まれない。それゆえ、突発する災害や平和維持活動のような任務にも対応できる能力がある。

 だから平和維持活動には、各国が、その軍隊から、国家安全保障が大きく阻害されない範囲で供出するのであって、軍隊を廃止して平和維持活動専門の部隊や、災害派遣専門組織にした国は、世界のどこにもない。にもかかわらず、日本では災害救援専門部隊だの、平和維持活動専門部隊だのの構想が、何の疑問も持たれず、あたかも現実的な案のように論じられてきた。

 自衛隊の装備形態は変わらねばならないだろうし、既存の装備も多様な使い方をされる必要があるだろう。だが、それは国家防衛の武装組織としての自衛隊の本質を変えなければならないというものではないし、戦車やミサイルをなくせというものでもない。それを踏まえた上でも、なお自衛隊の装備とその使い方には、現実の世界の変化に則した変化をする余地があるだろうと思われる。
 そのような議論をするにあたり、本書が何らかのご参考になれば、筆者としてこれに勝る喜びはない。(おわりにより抜粋)
■どちらの意見がより現実的かつ正しいかの判断は読者の皆さんに委ねようと思います。

いいぞ ベイべー!
突っ込まれて逃げるやつは売国奴だ!
突っ込まれて逃げないやつは、よく訓練された売国奴だ!

ホント 楽天は地獄だぜ! フゥハハハーハァー!

[PR]

by bosc_1945 | 2005-01-12 00:00 | 災害関連
2005年 01月 05日
【空襲警報】 地震と国際緊急援助隊 【地下帝国】
緊急時にTVが自動起動し避難命令…システム整備へ 2005/1/4/14:34 (読売新聞)
 政府は4日、弾道ミサイル発射などの武力攻撃事態や、地震や津波などの警戒警報について、国民が保有しているテレビやテレビ付き携帯電話を自動的に起動させて避難命令などを速報するシステムを整備する方針を固めた。

 住民に一刻も早く避難を促すため、国が自治体を経由せず、直接知らせる情報伝達体制を構築するためだ。2011年にテレビが地上デジタル放送に完全移行するのに合わせ、順次導入する考えだ。

 有事の際の住民避難は現在、2004年に成立した国民保護法に基づき、国から自治体経由で原則的にはサイレンで警報を知らせる仕組みとなっている。だが、弾道ミサイルが仮に朝鮮半島付近から発射された場合は着弾まで十分程度しかない。情報を早く、確実に伝えることが、被害を最小限に抑えるカギになる。

 また、津波警報などに関しては現在、強制的にテレビを起動させて文字と音で知らせる緊急警報放送システム(EWS)があるが、これには特別の受信機が必要だ。

 このため、政府は地上デジタル放送の電波を利用して各家庭のテレビを遠隔操作のように強制的に起動したり、視聴している番組を中断できる技術の開発に取り組み、実用化にほぼ見通しをつけた。テレビ本体の主電源を切った場合は起動できないが、リモコン操作で待機状態にしていれば強制起動が可能だという。

 現在、政府は「高齢者が寝ていた場合でも、遠くのサイレンは聞こえなくても、近くのテレビが鳴り出せば気づきやすい」(内閣官房副長官補室)として、避難対象地域などを文字や地図情報、音声で指示するシステムの検討に入っている。今後、実用化に向け、放送事業者と協議を始める。

 さらに、放送のデジタル化により、携帯電話端末でもテレビ放送を安定して受信できるようになる。携帯電話の各事業者はデジタル放送を視聴できる端末を売り出す予定だ。

 停電で家庭のテレビは使えなくても、一人一人が身の回りに置いている携帯電話端末のスイッチが入っていれば警報伝達が可能になる。

(後略)
■空襲警報と言えばサイレンとかラジオ放送が代名詞ですが家庭用TVや携帯電話端末で代用しようとはなかなかいいアイディアです。
しかも

>避難対象地域などを文字や地図情報、音声で指示するシステムの検討に入っている。

いやはやハイテクですねぇ。
でまぁ、これは仕方ないんですが

>テレビ本体の主電源を切った場合は起動できないが、リモコン操作で待機状態にしていれば強制起動が可能だという。

節電だと言ってテレビの主電源を切っていて気付かなかったという笑えないジョークもありそうw

インド洋大津波 自衛隊800人超派遣 先遣隊が出発 最悪被害に最大支援 1月5日3時15分 (産経新聞)
米軍1万2600人、被災者500万人
 インド洋大津波の被災国支援を協議する日米中、ASEAN、国連などの緊急首脳会議が六日にジャカルタで開かれる。国連によると、死者は約十五万人で被災者は五百万人を超え、いまだに約二百万人が助けを求めているという。米軍は過去最大規模の一万二千人を超える部隊と空母を展開し、救助活動を開始した。日本政府も八百数十人の自衛隊部隊を派遣する方針だ。世界各国が拠出を表明した支援金はこれまでの調べで約二十三億五千万ドル(約二千四百二十億円)にのぼり、人類史上最悪の災害に対し、“史上最大の支援作戦”になるもようだ。
 米国では総勢一万二千人を超える部隊が救援活動を始めた。緊急派遣された米軍の大型ヘリがこうした被災者に食料などを運んだ。
 スマトラ島沖など被災地域に展開した米太平洋軍は、空母エーブラハム・リンカーンなど艦船二十一隻だ。航空機約八十機を投入し、水や食料、医薬品の搬送など救援活動を行っている。米国防総省によれば、東南アジアで米軍の今回の活動は、ベトナム戦争以来最大規模になるという。
 ブッシュ米大統領はすでに、父親のブッシュ元大統領、クリントン前大統領に対して、全米からの義援金集めに協力するように要請したが、これほどの規模で支援を展開したのは米国の存在感を国際社会にアピールする狙いがあるものとみられている。一方、ジャカルタの支援会議には、ブッシュ大統領の弟でフロリダ州知事のジェブ・ブッシュ氏がパウエル米国務長官と復興支援団を率いて出席する予定だ。
 日本の防衛庁は四日、インド洋大津波の救援のため陸海空三自衛隊で過去最大の八百数十人規模の部隊を派遣する方針を固めた。大野功統防衛庁長官は陸海空自衛隊幕僚長に対し国際緊急援助隊派遣法に基づく自衛隊部隊の派遣準備を指示。これを受けて四日午後五時過ぎ、事前の調査・調整にあたる陸海空各自衛隊員ら二十一人の先遣隊が成田空港を出発、タイのバンコクに向かった。
 小泉純一郎首相は六日にジャカルタで開かれる緊急首脳会議に出席し、五億ドル(約五百十億円)を被災国などに無償供与する方針を表明し、アナン国連事務総長とも支援策を協議する。町村信孝外相も首相に同行し、パウエル米国務長官との間で救援物資の輸送や医療面での連携支援を確認する。また、ロイター通信などによると欧州連合(EU)が三千百万ドルの拠出方針を示しているほか、フランスやドイツ、英国など域内加盟国が個別支援に乗り出すなど支援に躍起になっている。ノルウェーやデンマーク、スウェーデンも緊急援助の大幅増額を申し出ている。
 これに対し、中国はインドネシア、タイ、スリランカなどへ総額二千百六十三万元(約二億八千万円)相当の緊急援助物資の提供に続き、五億元(約六十五億円)の緊急援助を発表した。韓国政府も被災国に今後三年間で計五千万ドル(約五十一億円)を支援することを決めた。
■世界各国の支援をまとめようと思ったら今日の産経2面に丁度いい感じで表がありました。
その表を引用すればこんな感じ。

・日本 5億ドル 被災4カ国に国際緊急救助隊が展開。護衛艦など3隻に加え輸送機派遣も準備
・米国 3億5000万ドル 艦船21隻と輸送機14機をタイ、インドネシア、スリランカに派遣。軍の要員は1万2600人
・カナダ 6600万ドル チャーター輸送機2機と軍の災害援助部隊をスリランカに派遣へ
・英国 9600万ドル
・欧州連合(EU) 3129万ドル 6日の緊急首脳会議で増額表明へ
・フランス 6638万ドル タイとスリランカに救援物資35万トン輸送。長期的内容支援表明
・ドイツ 2721万ドル プーケット島に救助チーム派遣
・イタリア 9500万ドル
・スペイン 6802万ドル
・デンマーク 7500万ドル 国連を通じて輸送船や車両の提供。野外病院スタッフ派遣
・ノルウェー 3億4400万ドル
・オーストラリア 4648万ドル 空軍輸送機で緊急物資や医療チームをスマトラ島などへ
・中国 6042万ドル DNA鑑定専門家、医療チームなどを派遣。100人の医療チームが待機
・韓国 5000万ドル 民間を含めた総合支援協議会が医薬品や生活必需品を発送する計画
・台湾 525万ドル これまで3.5トンの緊急物資をインドネシアへ輸送
・世界銀行 2億5000万ドル
 【※各国政府の正式表明額ベース。ロイター通信などから集計】(2005/1/5 産経新聞2面)

まぁ、米国のように空母機動部隊を投入するようなことは出来ませんが日本も国際緊急援助隊を関係各国に派遣して頑張ってるんですね。
スリランカに派遣した国際緊急援助隊は一番乗りだったというのは既に紹介しましたし「対照的な2つの「楽園」 モルディブ支える日本隊」こういう報道もあるようです。

でまぁ当然こういう声も出てくるだろうなと思っていました。
で、そんな人は「国際緊急援助隊の派遣に関する法律(houko.comより)」を読んでみましょう。
国際緊急援助隊の派遣に関する法律 houko.com
第1条
 この法律は、海外の地域、特に開発途上にある海外の地域において大規模な災害が発生し、又は正に発生しようとしている場合に、当該災害を受け、若しくは受けるおそれのある国の政府又は国際機関(以下「被災国政府等」という。)の要請に応じ、国際緊急援助活動を行う人員を構成員とする国際緊急援助隊を派遣するために必要な措置を定め、もつて国際協力の推進に寄与することを目的とする。
■もう何が言いたいか分かりましたね。

「国際緊急援助隊」であれ、ある人が創設しろと言う「緊急災害派遣隊」であれ、派遣は被災国政府等の要請に基づくという大原則です。

まぁそう言う意味では今回はとても迅速だったのではないでしょうかね。

外務省のスマトラ沖大地震及びインド洋津波被害ページのプレスリリースやJICAのインドネシア・スマトラ島沖地震、津波災害に対する情報(国際緊急援助隊ページ)を見ても分かるように、国際緊急援助隊の救助チームや医療チーム、緊急援助物資等出来ることはやっているわけですね。

また、テロ対策特別措置法に基づきインド洋で外国艦船への給油を行い日本への帰国途中だったイージス艦「きりしま」、護衛艦「たかなみ」、補給艦「はまな」もタイ政府からの要請に基づいてタイ近海で捜索活動を行いました。
12月29日にタイ南部のプーケット島西方の沖合で1体を発見し、31日からは、同島の北北西約70キロの海域で計56体を収容しタイ側に引き渡したそうです。
また、30日には艦載ヘリコプターで日本の国際緊急援助隊員12人をカオラックからピピ島に運び、今月1日にタイ政府から依頼された海域での捜索を終え防衛庁長官からの活動終結命令を受けて帰国の途につきました。
インド洋での活動に続いてタイ近海での捜索活動ご苦労様でした<(_ _)>

地震が発生した26日夜にはスリランカの要請を受け、国際緊急援助隊の医療チーム約20人を派遣決定していますし、スリランカ以外の国の要請に備え、追加派遣やテントなど緊急援助物資の発送準備開始しています。
スリランカに到着した国際緊急援助隊の医療チームは一番乗りだったようですし付近を航行していた海自艦艇も遺体捜索に派遣しています。

もう一度聞きますが、何が遅いんでしょうかね?

有事に備え8200の地下施設=長期戦にも対応-北朝鮮 1月5日13時1分 (時事通信)
 【ソウル5日時事】韓国の通信社・聯合ニュースは5日、同国情報当局の話として、北朝鮮が有事に備え、これまでに鉱山の坑道などを含め約8200の地下施設を建設したと報じた。また、最近180の重要軍需工場を地下化し、定期的に動員訓練を実施しているという。
 同当局によると、北朝鮮が昨年4月配布した「戦時事業細則」で、有事の際に人民武力省や地方機関などの指揮所を地下に置くことを規定。食堂や汚水処理施設なども備え、長期戦に対応できるようにすることを求めている。
■まぁ、軍事施設の地下化は基本中の基本、兵力では勝るものの質で絶望的に劣る北韓側は徹底した陣地構築で防御態勢を引かないと、いざっちゅう時に米帝の尋常一様じゃない火力で叩き潰されますからねぇ。
まぁアフガン・イラク戦争を見ている限りでは地下化しても米帝のハイテク兵器の前には無駄とも思えますが、ハイテクにローテクで何とか対抗しようと努力している姿は結果的に無駄になったとしても微笑ましいものですw

しかし・・・

>北朝鮮が有事に備え、これまでに鉱山の坑道などを含め約8200の地下施設を建設したと報じた。

濠太剌利の露天炭坑みたいなのじゃなければ鉱山の坑道って元から地下にあると思うんですがw

おまけ。

北朝鮮、インド洋津波の被災国に15万ドルの支援表明 1月5日17時39分 (ロイター)
 [ソウル 5日 ロイター] 北朝鮮が、インド洋津波の被災国に総額15万ドルの緊急支援を行うと表明した。
 国営の朝鮮中央通信社(KCNA)は、「北朝鮮政府と国民は、被災国の政府と国民に同情と哀悼の意を示し、地震と津波の影響が完全に消えるよう願っている」と伝えた。
■このニュースをふまえて次のニュースをどうぞ。
シューマッハ10億円寄付 2005/1/5 (スポーツニッポン)
 F1界のスーパースター、ミハエル・シューマッハ(ドイツ、フェラーリ)がスマトラ沖地震による津波被害の復興のため1000万ドル(約10億4000万円)を寄付すると4日、シューマッハの個人マネジャーが明らかにした。ロイター通信によるとシューマッハは「多くの人々に恐ろしいことが起きた。目をつぶるわけにはいかなかった」と本人のホームページにコメントを寄せた。

 「皇帝」の異名を持つシューマッハは昨季、圧倒的な強さで史上初となる5年連続7度目の年間総合優勝を果たした。年収は数十億円とみられ、世界のスポーツ選手の長者番付の上位に常に名を連ねている。(共同)
■・・・( ´,_ゝ`)プッ
腐っても一国家が15万ドルで一個人が1000万ドルw
北韓も頑張って苦しい-無い?-財布から引っ張り出したんだよねw
善意なんだから笑っちゃいけない笑っちゃいけない( ´,_ゝ`)プクスゲラw

与党議員団の訪中延期 中国要請、李氏訪日影響か 1月5日11時21分 (共同通信)
 今月9日から12日まで予定されていた自民党の額賀福志郎前政調会長ら与党議員による訪中が中国側の要請を受け延期になったことが5日、明らかになった。台湾の李登輝前総統への訪日に際し日本政府が入国査証(ビザ)を発給したことが影響した可能性があり、訪中団団長の額賀氏らは6日、中国大使館関係者から真意を聞く。
 与党幹部によると、自民、公明両党と中国共産党との「日中与党交流協議会」を北京で10日から2日間の日程で初めて開く予定だったが、4日になって中国大使館から「準備が不十分」として延期の要請があった。
 額賀氏は「中国側から『与党協議は大事なので成果を挙げなければならない。協議すべきテーマが多いので今回は延期してほしい』と要請があった。突然で驚いており、真意をよく聞きたい」としている。
■まぁなんつーかね・・・
脊椎反射というか、律儀というかw
[PR]

by bosc_1945 | 2005-01-05 00:00 | 災害関連
2005年 01月 03日
【縮小版】 地震と政府批判 【離島防衛】
小泉首相またか 地震後に映画と食事 2004/12/28 (スポーツニッポン)
 小泉純一郎首相に27日、再び危機管理の面での批判の声が上がり始めた。

 スマトラ沖地震津波が発生した26日、小泉首相は午後3時50分ごろから都内の映画館で、映画「隠し剣 鬼の爪」を観賞。観賞中に津波被害は広がっていた。その後も、銀座で作家の宮尾登美子さんらと会食。公邸に戻ったのは午後9時半を過ぎていた。

 その間に、津波による死者は3000人を超えたとニュースでは報じられていた。しかも被災地は人気のリゾート地でもあり、日本人への被害も心配されていた。

 ある野党議員は「これでは、01年にえひめ丸事故で、ゴルフを続けて批判を浴びた森喜朗前首相と同じだ」と批判。ほかにも「新潟県中越地震の際にも対応の遅れが指摘されていたのに…」と話す政界関係者もいる。

 映画「隠し剣…」は今年10月に見る予定だったが、新潟県中越地震が発生したため、舞台あいさつなどの途中に退席。この時も、被災を知りながら映画祭会場を退席したのが約1時間後だったことが問題視された。

 ≪官房長官「渡航自粛を」≫政府は27日、タイ、スリランカ両国で大使館員を被災地などへ派遣し、旅行者や在留邦人に関する安否確認や情報収集を続行した。細田博之官房長官は記者会見で「大変大きな被害を受けているので、渡航の自粛もお願いしたい」と要請した。

 被災国への支援について、外務省の竹内行夫事務次官は会見で「既に動きだしている緊急援助に加え、被害の大きさを踏まえた2国間支援、国際的なアピールを踏まえた支援をできる限りしていきたい」と述べ、本格的な追加支援を検討する方針を示した。
■まぁいつもの如く政権批判ですね。
もう飽き飽き、お腹いっぱいって言う人も詳しくはgoriさんの「年の最後にソースロンダリング」を見て下さいな。

一部抜粋させて頂くとですね
年の最後にソースロンダリング Irregular Expressionより
26日PM3:00
 外務省領事局に緊急連絡室を設置
 大使館や領事館を通じて日本人の安否確認や情報収集

26日夜
 スリランカの要請を受け、国際緊急援助隊の医療チーム約20人を派遣決定
 スリランカ以外の国の要請に備え、追加派遣やテントなど緊急援助物資の発送準備開始
    
27日午前
 町村外相からの状況説明
 現地大使館員を現場に派遣
     
27日午後
 被災地域への渡航自粛要請 追加支援を検討
 被災した6カ国の首脳に対し哀悼のメッセージ
 被災地向けに緊急の無償資金協力を実施するよう検討
     
27日夜
 外国医療チームとしては一番最初に日本の緊急援助隊医療チームがスリランカ到着
 国連防災世界会議でインド洋の津波対策を緊急提言する方針を固める
     
28日
 タイへ医療救助チームを派遣決定
 自衛艦3隻を支援の為タイ南部のプーケット島に派遣決定
 支援の為にNGO連合に10億円拠出
■地震発生は日本時間で12月26日(日)午前10時頃ですがね、一体どこが遅いんだと。

でまぁ、一応小泉総理のコメントもどうぞ。
スマトラ沖大地震及びインド洋津波被害に関する総理コメント 外務省HP
スマトラ沖大地震及びインド洋津波被害に関する総理コメント


平成17年1月1日


私は、アジア各国を襲った今回の未曾有の災害に際し、同じアジアの一員である我が国として、その責任に見合った最大限の支援を差し延べる決意と連帯、そして具体的措置を表明するため、6日にインドネシアで開催されるASEAN主催緊急首脳会議に出席することとした。


日本としては、資金、知見、人的貢献の3点で最大限の支援をしたい。

(1) 今回の被害に対する緊急支援措置として、我が国は、当面5億ドルを限度とする協力を、関係国及び国際機関等に対して無償で供与する。


(2) 我が国は、インド洋地域における津波早期警戒メカニズムを速やかに構築するため、その知見・科学技術を活用し、関係国・機関との協力を推進する。18日から22日に神戸で開催される国連防災世界会議において、本件のための「特別セッション」を設けることを提案する。


(3) 人的貢献の面においても、既に各地に国際緊急援助隊を派遣しているが、今後、消防のヘリ・人員等を活用した更なる貢献を行う。また、自衛隊の航空機・艦船・人員を活用した追加的貢献の実施を早急に検討する。



また、今回の事態によって被災国の社会基盤等が深刻な打撃を受けたことに留意し、各国における事情・状況を踏まえて、関係国・機関との協調の下に、復旧復興面においても最大限の支援を行うこととする。
■まぁ、支援が遅いだのなんだの言われているようですが、決してそんな事ありませんよ。

まぁ、金だけ出してりゃそれでいいって言う人がなんというか楽しみですが「ヒト・モノ・カネ」全部出してこそ感謝される訳ですよ。
まぁ「カネ」の部分については援助トップクラスの「5億ドル」と言うに留めておきましょう。
「モノ」についても

スマトラ沖大地震およびインド洋津波被害に対するわが国の支援について
インドネシアにおける地震・津波被害に対する緊急支援の実施について
スリランカにおける津波災害に対する緊急援助について
モルディブにおける津波災害に対する緊急援助について

しっかりやってます。
最後、今まで一番やれてこなかった「ヒト」の部分についても国際緊急援助隊は世界各国の先駆けて到着したって言うし海自の護衛艦も急行したってことでOK。
あとはこれから出てくるであろう被支援国の様々なニーズにどうやって答えていくかですね。

「ヒト・モノ・カネ」全部揃ってようやく先進国として、そしてアジアの一員としての「義務」を果たしたと胸をはって言えそうです。


しかし奥様聞きましたか。

>アジア各国を襲った今回の未曾有の災害に際し、同じアジアの一員である我が国として、その責任に見合った最大限の支援を差し延べる決意と連帯、そして具体的措置を表明する

ですって。
日本の首相として近年まれに見るなんて力強いお言葉でしょう(´Д⊂グスン

最後は去年大活躍のギター侍で締めましょうw

べべべべん べべべべん べべべべん べべべべん・・・

簡単に5億ドルって言うじゃな~い

・・・でもあんた、5億ドルの無償供与って国連希望額20億ドルの1/5ですから~~!残念っ!

米帝様でも3500万ドル斬りっ!

でも、もう既に国際緊急援助隊派遣して総額約5,000万円相当の緊急援助物資の供与を決定してますから~切腹!

お粗末でしたw

中国原潜侵犯 離島防衛、日米で強化 共同訓練・拠点を協議 2005年1月3日 (産経新聞)
 中国原子力潜水艦の領海侵犯を受け東シナ海の離島防衛を強化するため、防衛庁は二日、「離島侵攻」を想定し、離島への共同輸送拠点設置や共同訓練の実施など、陸上自衛隊と米軍の共同対処を強化する方針を固めた。近く本格化する米軍の「変革・再編」をめぐる日米協議でも、軍事力を増す中国が主要テーマとなり、中国が南西諸島に侵攻する危険性を想定した共同対処が議論される見通しだ。

 昨年十二月に決まった次期中期防衛力整備計画(平成十七年度から五年間)で海上・航空自衛隊について空中給油・輸送機、ヘリ搭載護衛艦、P3C哨戒機の後継機などの整備が盛り込まれた。しかし、陸自と米陸軍・海兵隊の将官レベル協議では、中国原潜が領海侵犯した先島諸島(南西諸島の一部)に陸自が駐屯していないことに双方が懸念を示し、「領空・領海侵犯」にとどまらず「離島侵攻」も念頭に陸自と米軍が統合部隊として対応する必要があるとの認識で一致した。

 具体的には、三千人規模の第一五旅団(沖縄県)や離島対処部隊として相浦駐屯地(長崎県)に配置されたレンジャー隊員中心の西部方面普通科連隊(約六百六十人)と、沖縄に駐留する有事即応部隊の米第三一海兵遠征部隊(約二千人)の連携を強化する。

 有事に備え、離島で日米共同訓練を実施することも検討している。当面は災害対処を想定した訓練から開始する方針で、地形が複雑な離島では不具合が生じやすい無線・衛星通信の試験や、中継施設の設営も進める。

 現地に陸上部隊を迅速に派遣するため、先島諸島に輸送機の離着陸が可能な共同輸送拠点も設ける。具体的には、三千メートルの滑走路を持つ下地島空港(伊良部島・下地島)を利用する案が浮上している。

 また、陸自は離島侵攻対処で九州の西方普通科連隊を含め西部方面隊(総監部・熊本市)などから約九千人を投入すると見積もっているが、先島諸島には弾薬や食料、燃料も常備されていない。このため、これらの「事前集積拠点」も設置する方針で、沖縄本島に近い宮古島が候補地に挙がっている。

 離島防衛の対処能力を高めるため、陸自はすでに、有事に緊急展開する「中央即応集団」の新設を決めている。
■なるほど、フィリッピンへ向かう米軍機が下地島で給油したのはこう言う事だったんですね。
[PR]

by bosc_1945 | 2005-01-03 00:00 | 災害関連