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2004年 12月 10日 ( 1 )

2004年 12月 10日
【閣下!】 イラク情勢など 【ラヂオプレス】
日本の経済水域内で中国調査船の航行急増 12月11日20時37分 (読売新聞)
 中国の海洋調査船が、太平洋上の日本の排他的経済水域(EEZ)内を航行する例が後を絶たない。今年は既に18件で、昨年1年間の8件を大きく上回っている。

 日本政府は、「原潜の航路開拓など、軍事的な目的もある」と警戒を強めている。

 中国の調査船は今月7日夜、日本最南端の沖ノ鳥島(東京都小笠原村)南方のEEZに入り、いったん出た後、10日朝にも再びEEZ内を航行した。両日とも海中に向けて音波を発信しながら航行していることが分かっている。

 音波の伝わり方により、海水の温度や塩分濃度、海流などを把握できる。これらのデータは、潜水艦の運航にも欠かせない。

 防衛庁は、海洋調査船の目的について、資源探査より、潜水艦の航路開拓に重点を置いていると分析している。「沖ノ鳥島はグアムと台湾の航路上にある。台湾有事の際、台湾を支援する米軍艦船への備えを進めていると見て間違いない」(幹部)との指摘もある。

 過去3年間に中国の海洋調査船が日本に通報せずに日本のEEZ内に入った例を見ると、沖ノ鳥島など太平洋側で件数が急増しており、この地域への中国側の関心の高さがうかがえる。

 沖ノ鳥島について、中国は「島ではなく岩だ」と主張している。「沖ノ鳥島の周辺海域は各国が自由に活動できる公海」というのが中国の理屈と見られ、日本側の主張と全面的に対立している。

 日中両政府は今年4月、海洋調査船問題に関する実務者協議を開いている。日本側は来年初めにも、この協議を再び開き、中国側にEEZ内での調査の中止を強く求める方針だが、協議は難航が予想される。
■つーことで、国が何もやらないのなら俺がやってやるとあの人が息巻いております・・・
<石原都知事>中国調査船出没 「領土守るために漁業やる」 12月10日23時5分 (毎日新聞)
 日本最南端の沖ノ鳥島周辺の日本の排他的経済水域内で中国の海洋調査船の出没が相次いでいる問題で、石原・東京都知事は10日、都と小笠原島漁業協同組合が協力して、来春から漁業を行う方針を明らかにした。石原知事は「東京の行政下の、れっきとした日本の領土であることを実証するため経済活動を起こす」と述べた。
嗚呼!東京都知事閣下!(´Д⊂グスン

<イラク派遣延長>野党3党は一斉に批判 12月9日22時26分 (毎日新聞)
 野党3党は9日、自衛隊のイラク派遣延長について「国会での十分な審議もなく、一方的に閣議決定された」(福島瑞穂・社民党党首)と一斉に批判した。野党は13日の衆院イラク人道復興支援活動特別委員会の閉会中審査への首相出席を求め、派遣延長決断の根拠をただす考えだ。
 閣議決定に先立ち行われた与野党党首会談で、民主党の岡田克也代表は「閣議決定の直前に各党の代表を呼んで説明するのは極めて遺憾だ」と首相の国会出席を要求。岡田氏は記者会見でも「(党首会談は)単なるセレモニー」と批判した。
 共産党の志位和夫委員長は基本計画に自衛隊撤退を想定した項目が追加されたことについて「(自衛隊の活動期間中に)非戦闘地域で戦闘がありうると認めた。非戦闘地域の認定の根拠が失われた」と指摘した。
 ◇小泉首相と野党党首の会談要旨
 9日の小泉純一郎首相と野党3党首との会談要旨は次の通り。
 福島瑞穂社民党党首 なぜサマワが非戦闘地域と言えるのか。
 首相 現地の人も友好的で手を振ってくれる。イラク警察の治安能力も向上してきた。
 岡田克也民主党代表 国会で事前に説明すべきだ。
 首相 国民への説明のあり方は私が必要に応じて判断する。
 福島氏 オランダも撤退。なぜ延長するのか。
 首相 日米同盟と国際協調の観点からだ。イラクをテロの巣窟にしてはいけない。フランスやドイツもアメリカに撤退せよとは求めていない。
 志位和夫共産党委員長 基本計画に撤退を想定した言葉が盛り込まれた。情勢が悪化したと認識しているのではないか。
 首相 何が起きても適切な措置が取れるようにした。
 岡田氏 遺骨問題は極めて遺憾。食糧支援を凍結し、経済制裁を視野に置き北朝鮮の対応を見極めるべきだ。
 首相 北朝鮮に誠意ある対応を求めたい。食糧支援をすぐやることは考えていない。
■え~まぁ

>(自衛隊の活動期間中に)非戦闘地域で戦闘がありうると認めた。非戦闘地域の認定の根拠が失われた

アカは法律も読めないんでしょうか。
しかしまぁ、自衛隊撤退を想定した項目が無ければ「出口戦略が見えない」自衛隊撤退を想定した項目があれば「非戦闘地域の認定の根拠が失われた」ってねぇ。
「警察本部長サウジ国境にいた」=サマワ視察批判報道で-防衛庁長官 12月10日23時1分 (時事通信)
 大野功統防衛庁長官は10日の閣議後の記者会見で、陸上自衛隊が駐留するイラク南部ムサンナ州サマワの視察に関し、一部報道機関が、「州警察本部長が『防衛庁長官視察の際、会談の申し入れがなかった。治安の実務責任者から話を聞くべきではないか』と批判した」と報じたことについて、「現地自衛隊が警察本部長に事実関係を確認した結果、わたしが視察した当日、本部長はサウジアラビア国境付近にいた。本部長自身、報道された内容を否定している」と述べた。
■また誤報ですか、むしろ虚報と言うべきか・・・
「選挙終われば行動起こす」=サドル派、陸自駐留延長に反発-サマワ 12月11日7時1分 (時事通信)
 【サマワ11日時事】陸上自衛隊が活動するイラク南部サマワで10日、イスラム教の金曜礼拝が行われ、シーア派の反米闘争指導者ムクタダ・サドル師派が、陸自の派遣延長が決まったことを非難し「来年1月の選挙が終われば、行動を起こす」と警告した。
 礼拝はサマワ市街中心部の路上で行われ、サドル派約300人が参加。シーア派聖地の中部ナジャフから訪れたサドル派の有力聖職者アブドルラザク・フィダウィ師が冒頭、自衛隊の駐留延長が決まったことを説明。その上で「われわれは日本を占領者と見なしている。選挙のために今は休戦中だが、選挙後は陸自駐留への反対行動を起こす」と言明した。
■え~「またオマエか」と聞き流しましょうw
<イラク外相>自衛隊派遣延長で日本政府に謝意 12月12日1時24分 (毎日新聞)
 イラク暫定政府のジバリ外相は11日、訪問先のモロッコ・ラバトで逢沢一郎・外務副大臣と会談し、「日本が自衛隊派遣を延長するという勇気ある決定を行ったことに感謝する。イラクは日本のさまざまな支援を認識している」と語った。また、外相はサマワの治安について、「選挙前でも南部の治安は平静」と述べた。
■つーことで、写真でも。

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イラク派遣・水をもらう住民
日本のODAで贈られた給水車から水をもらう住民。
自衛隊のイラク派遣延長が決まり、サマワの住民からはさらに支援を求める声があちこちで聞かれた
(9日、イラク南部サマワの陸上自衛隊宿営地近く)(時事通信社)09時13分更新


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イラク派遣・赤ちゃんを見守る家族
日本のODAで贈られた保育器の中の赤ちゃんを見守る家族。
自衛隊のイラク派遣延長が決まった9日、
イラク南部サマワでは派遣延長を歓迎し、さらに支援を求める声があちこちで聞かれた
(9日、サマワ母子病院)(時事通信社)09時13分更新


北「拉致調査に十分協力」 12月12日3時10分 (産経新聞)
 ラヂオプレス(RP)によると、北朝鮮の朝鮮中央放送は十一日、日本人拉致事件について日本側に「調査に必要な便宜と条件をすべて保障した」と報じた。ただし、拉致被害者の横田めぐみさんの「遺骨」として北朝鮮が日本側に渡した骨が別人のものと八日に判明したことについての言及は一切ない。
■さて今日は「ラヂオプレス」という馴染みがある人にはある「公的通信傍受機関」です。

>ラヂオプレス(RP)は、国外(主に旧共産圏)のラジオやテレビ放送を視聴しその情報を元に作成した記事を報道機関や官庁に配信する日本の財団法人の通信社。
>前身は外務省情報部ラジオ室で、1946年に独立し外務省主管の財団法人になった。
>ラヂオプレスが金日成死去を朝鮮中央放送で知り、世界に先駆けて各報道機関に配信したことは有名。
>また、ラヂオプレスは『朝鮮民主主義人民共和国組織別人名簿』や『ロシアの現況』など独自に編集した名簿や書籍を定期的に出版している。

(wikipedia)

前身は戦前の「外務省情報部ラヂオ室」で、創設したのは外務省情報部調査三課事務官樺山資英と言う、ヨーロッパ帰りのアマチュア無線愛好家であったそうで諸外国の中短波放送を傍受するラヂオ室が外務省内に誕生したのはひとえに彼の先見の明によると言われております。
ちなみに戦争末期に連合国のポツダム宣言受諾の呼びかけのラジオ放送を傍受したのもこの「外務省情報部ラヂオ室」であったそうです。

戦後、占領軍は外務省の耳ともいえるラヂオ室を取り潰そうとしたが、樺山氏はラヂオ室を外務省の外に出し、海外放送受信専門の民間通信社としてかろうじて生き残らせる事ができ、かくして46年1月にラヂオプレスは事業を開始し、冷戦が始まるとラヂオプレスは共産圏の放送受信に傾注した。

朝鮮戦争では「ラヂオプレスが東京で聴く北京放送」が各紙のトップをしばしば飾ったそうで、1951年7月5日の毎日新聞「共産軍リッジウェー大将提案を受諾」などもスクープし、ベトナム戦争では読売新聞1972年5月30日号外「モスクワ宣言調印」のスクープの特派員電を、裏で支えるのは「ラヂオプレスが聴いたモスクワ放送」であったそうだ。
朝日新聞1954年7月1日付「ソ連で原子力発電」は、ソ連の原子力利用が 産業の段階に達したことを誇示するモスクワ放送に基づく報道であるが、ソ連の人工衛星、原水爆の実験をいつも最初に報じるのはラヂオプレスであった。

と、確固たる戦果を上げつつも決して表に出ないラヂオプレス、そのラヂオプレスの刊行物はこんな感じです。

いやはや、まだ情報の出てくる中国ならともかくあの北韓でも公刊情報を細大無く受信し分析してしまうと言うのは凄い。
「相手国の国家機密の90%は公刊情報で分かる」と言う言葉を聞いたことがありますがどんな些細な情報でも集約して分析し蓄積する事が非常に大事であるという良い例ではないかと思います。
こんなある意味凄い組織が国家機関ではなく財団法人と言うのは驚きです、アメリカなどでは物凄い金かけて140カ国くらいの放送傍受を行っているらしいですが、低予算小組織で大戦果というまさしく日本的なラヂオプレスは凄い。
そんなラヂオプレスの凄さは次の一言に集約されていると思いますね。

「報道合戦は地味なわれわれには無縁の世界です。われわれは淡々と守備位置を守るだけです。これは先輩が50年間続けてきたことなのです」

ラヂオプレス副理事長本村忠大


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by bosc_1945 | 2004-12-10 00:00 | 自衛隊・イラク関連