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2005年 03月 25日
【東南アジア】 中古護衛艦輸出「真剣に検討」 【下地島】
中古護衛艦の輸出=マラッカ海峡沿岸国に-防衛長官 3月25日13時2分 (時事通信)
 大野功統防衛庁長官は25日午前の衆院安全保障委員会で、マラッカ海峡での海賊襲撃事件に関連し、テロ・海賊対策として沿岸国に中古護衛艦などの武器を輸出する可能性について「エネルギーを海外に依存する日本にとってマラッカ海峡の航行安全は死活的問題だ」と指摘。その上で「(海賊対策は)一義的には沿岸国の責任だが、今後、真剣に検討する」と述べ、前向きに検討する考えを示した。赤城徳彦氏(自民)への答弁。
 政府は2004年12月、新防衛大綱策定の際の官房長官談話で、テロ・海賊対策にかかわる装備の輸出は「個別案件ごとに検討」するなどの武器輸出3原則の緩和方針を示している。
■しかしまぁ、考えてみればあのマラッカ海峡海賊事件は絶妙なタイミングでしたね。
しかも人質となった船員の方々は無傷で異例のスピード解放。
実は旧式護衛艦を輸出して東南アジアへの覇権拡大を狙う防衛庁の陰謀だったと言う陰謀論でも出てこないもんでしょうかw

冗談はさておき、昔の報道によれば実際に輸出する船としては海自が沿岸警備用に保有する1000~2000t級の小型護衛艦や、海上保安庁の巡視船が検討対象となるそうで、祖国での任務を全うして余生を東南アジアで第二の人生を過ごせるのは幸せかもしれませんね。

まず護衛艦ですが1000~2000tと言うことでDE「いしかり」「ゆうばり型」「あぶくま型」と言うことになるでしょう。

今まではDEの代替はDEで行われてきましたがDD「はつゆき型」(2950~3050t)が護衛艦隊から地方隊への配置換えが始まり、DEの新規建造をやめているのでどのみち上記のDEはいらなくなると言うことですね。
去年の八月頃には地方隊全廃という話もありましたが・・・。

実際に引き渡す際にも大砲など海賊などの取り締まりには不要な重装備は取り外すことにしているとのことですが、ハープーンやアスロック・ボフォースや短魚雷は不必要としても76ミリ速射砲まで取り外すんですかねぇ?

さて、巡視船の方は
海賊対策で巡視艇供与へ 政府、インドネシアにODAで 2005年03月16日10時02分 (朝日新聞)
 マラッカ海峡の海賊対策として、日本政府は06年度にも政府の途上国援助(ODA)でインドネシアに巡視艇を供与する方針を固めた。年内に外務省と海上保安庁による調査団を現地派遣する。政府は海賊対策として各国の訓練生受け入れなど人材育成に取り組んできたが、船舶の供与は初めて。14日に日本人2人が拉致されるなど、海賊事件の発生が後を絶たないため、沿岸国の海上警察力強化を図る狙いだ。

 供与するのは、船体が20メートル程度で「CL(クラフト・ラージ)型」と呼ばれる中型の巡視艇。輸送費を含め1隻7億円程度かかる見通しで、早ければ06年度に2~3隻を無償で援助する。CL型は航行速度が速く、小回りも利いて「多くの島があるマラッカ海峡の海賊対策には最適」(海上保安庁幹部)という。操縦訓練のため、日本での研修や海保職員の現地派遣も検討している。

 供与する巡視艇は武装はなしで、武器輸出3原則には抵触しないと判断した。当初は船体30メートル以上の大型船の供与も検討したが、改造などで武装化しやすいため見送った。大型船だとインドネシア政府が反政府勢力の取り締まりなどに使う可能性も出てくることから、「軍事的用途及び国際紛争助長への使用を回避する」としたODA大綱に触れる可能性があることにも配慮したという。

 日本政府がマラッカ海峡での海賊対策に力を入れるのは、海上交通の要衝であり、日本向けの中東原油の9割が同海峡を通過するためだ。同海峡では99年に日本人船長の貨物船「アロンドラ・レインボー号」が海賊に襲われた。事件をきっかけに政府は対策を強化し、海上保安庁は00年以降、インドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポール各国と共同訓練を毎年実施。01年からは海上保安大学校で訓練生を受け入れてきた。

 国際海事局海賊情報センターによると、04年にマラッカ海峡の沿岸3カ国で起きた海賊事件は147件。うちインドネシアは93件と最多で、日本外務省は「装備・訓練の強化が緊急の課題」(幹部)としている。
■てっきりPSかPCかと思ったてたらCLなんですね。

CLの中でも「船体が20m程度」と言うことは巡視艇「「すずかぜ型」」と言うことになりますが、記事によれば

>輸送費を含め1隻7億円程度かかる見通しで、早ければ06年度に2~3隻を無償で援助する。

とのことですが、わざわざ新造にする意味はあるんですかね?
「すずかぜ型」は1992年から建造が開始され既に100隻以上が建造され建造数の記録更新中とのことですが、本気でマラッカ海峡の海賊問題に取り組むなら新造CLが2~3隻ではなく、中古のCL級でいいから10隻~20隻単位でどーんと供与した方が効果的と思うんですがね。

もっと言えば非武装のCLではなくPCかPSの方が効果的だろうと。
ちょうど巡視艇「むらくも型」が耐用年数を迎えつつあるそうなので、これを一気に供与してしまうか代替巡視艇の建造を増やしてそれを供与した方がどれほど喜ばれるか。

PPGまで装備した海賊相手に非武装なんて冗談にも程がありますよ。

略号豆知識
大型巡視船 PL Patrol vessel Large
中型巡視船 PM Patrol vessel Medium
小型巡視船 PS Patrol vessel Small

大型巡視艇 PC Patrol Craft
小型巡視艇 CL Craft Large

さて、
自衛隊誘致反対を決議=住民反発で「賛成」撤回-沖縄・伊良部町議会 3月25日14時1分 (時事通信)
 沖縄県伊良部町議会は25日午前、同町にある県営下地島空港への自衛隊駐屯に反対する決議を賛成16、反対1の賛成多数で採択、16日の自衛隊誘致決議を事実上撤回した。決議は「住民の意思にかんがみ(誘致に)反対する」としている。
 24日夜の町議18人による説明会には町民の約半数に当たる約3500人(主催者発表)が出席、自衛隊誘致を批判する声が相次いでいた。
 町議会の謝花浩光副議長らは16日の決議を踏まえ、大野功統防衛庁長官ら政府・与党幹部に直接会って自衛隊駐屯を要請した。
■結局なんだったんでしょうかね?
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by bosc_1945 | 2005-03-25 01:00 | 海外時事問題


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