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2004年 02月 26日
アナン国連事務総長の演説に思う。
昨日、来日しているアナン国連事務総長が国会で演説しました。
要旨は以下の通り。

---要旨---

 戦争前にどんな意見を有していようと、今日誰もが平和なイラクが地域、国際社会において適切な地位を再び占めることに共通の利益を見いだしている。主権の回復は、安定にとって不可欠だ。国連はイラク国民が自らの運命を再び自分たちの手に握り、自らの一体性と領土保全を維持し、法の支配に基づいた、すべてのイラク市民に自由と平等な権利、正義を与える正統性のある民主的政府を樹立するために、すべての可能な支援を約束している。

 今月初め、私は小規模な調査団を派遣した。調査結果をイラク統治評議会、連合国暫定当局、安全保障理事会にも提出した。安保理による一致したあいまいなところのない明確な支持を得ることが、国連がイラクで成功する必要不可欠な前提条件だ。

 貴国は安保理決議の要請に応え、窮状に立ち向かうイラクに対し、称賛されるべき連帯姿勢を示した。復興に対して寛大な貢献を表明。困難な議論を経て、人道復興支援のためサマワに自衛隊を派遣した。

 イラクをめぐる意見の相違は、私たちの集団安全保障体制について根本的な問題を提起した。いつ武力の行使が認められるのか。誰が承認するのか。各国が独自に行うのか、ともに行う方が安全か。

 国連憲章は今も代えられない行動の枠組みだ。国連は今もなお正統性を提供する場だが、私は国際的なルールと機構をどのように適応させるか考えるため、大胆に見直すことを求めた。このため、国連改革に関する委員会をつくった。今年後半か来年初めに、国連総会に勧告できることを希望している。来年、国連は創設60周年を迎える。60周年を記念するのに、将来に向けて国連を強化するために大幅な措置を取ることこそ最も適切ではないか。

 日本と国連の関係について不満をもっている日本国民がいることを知っている。安保理改革に関する対話がほとんど進展もなく長い間続けられてきたことへの失望感を共有する。安保理拡大については事実上すべての加盟国が合意している。

 これだけでなく、国連憲章に時代錯誤の旧敵国条項が存在すること、通常予算の分担率が過大であること、国連事務局の日本人職員数が少ないと感じていることが、国連へのいら立ちの原因だと承知している。

 核兵器のない朝鮮半島を確保するために日本の積極的な外交関与が必要だ。北京で多国間協議が再開されることに勇気づけられ、このプロセスを強く支持する。日本と北朝鮮が拉致問題や両国間の未解決の諸問題を完全に解決することを希望する。この問題が、関係者やその家族にいかに大きな苦痛を与えてきたか理解し、同情する。

---ここまで---

さて、この演説で素晴らしいと思った点は、
「貴国(日本・某S氏注)は安保理決議の要請に応え、窮状に立ち向かうイラクに対し、称賛されるべき連帯姿勢を示した。復興に対して寛大な貢献を表明。困難な議論を経て、人道復興支援のためサマワに自衛隊を派遣した。」
と述べてたこと。
これは一部野党がしつこく繰り返す「安保理決議のない自衛隊派遣はダメだ!」だとか「米帝様の戦争支援の為に自衛隊を犠牲にしている」と言う妄言wをばっさり切り捨てる見事な、そして当たり前な一言です。
まあ、世界的に見てもイラクへの自衛隊派遣は人道支援だという事がはっきりしました。
どこぞの党首は「自衛隊派遣は憲法違反だ」とか言ってましたがこの演説を小一時間読ませたいですねw
と思って産経朝刊を見ると

2/26 産経抄より

小欄には“国連信仰”はない。いたずらな“国連幻想”も抱いていない。どちらかといえばむしろ不信感を持つほうである。従って別に鬼の首をとったような思いはないが、しかしアナン国連事務総長の国会演説を聞いて少し驚き、そして素直にうれしかった。

▼自衛隊のイラク派遣を評価してくれたからである。評価どころか“称賛”したのだから驚く。「日本はイラクでの困難な挑戦に率先して向かい合い、称賛されるべき連帯姿勢を示した。寛大な貢献を表明し、困難な議論を経て…サマワに自衛隊を派遣した」として。

▼ところが日本の野党は、イラク復興支援特別措置法に基づく自衛隊の派遣には一斉に反対していた。共産党、社民党はもとより民主党も「新しい国連決議がなければ自衛隊活用の支援をすべきではない」などと。菅代表などは「派遣は憲法違反」ときめつけていた。

▼そこで菅さん、アナン演説を聞き、さぞや困惑したろうと思いきや、報道によるとなんと「アナン氏はイラク戦争そのものを肯定しておらず、民主党と理解は一致している」と語っている。ちょ、ちょっと待ってほしい。アナン氏は派遣を称賛しているのですぞ。

▼菅さんは一体、何をどう“理解”しているというのだろう。困惑といえば朝日新聞も同様かと思ったが、二十五日の社説は「アナン氏が演説でほんとうに訴えたかったのは」世界の国際協調体制の危機と、日本の協力の必要だと主張している。

▼自衛隊が評価されるかどうかに目を奪われてはならないというのである。おやおや同紙は十八日の社説で「『大義』をすりかえるな」と述べていた。菅さんといい、朝日といい、あんまりな演説のすりかえに目を奪われた人が多かったのではないか。

---引用ここまで---

「アナン氏はイラク戦争そのものを肯定しておらず、民主党と理解は一致している」
・・・(゚Д゚ )ハァ?
呆れてモノが言えぬとはこのことですなw
アナン氏は「日本は安保理決議の要請に応え人道復興支援のためサマワに自衛隊を派遣した。」と述べているのに対しアホ韓、もといアホ管・民主党は「新しい国連決議がなければ自衛隊活用の支援をすべきではない、派遣は憲法違反」と言っているのだ。
まさに白と黒、右と左、上と下を同じという暴論の典型であろう。
ここは「多事某論」であるが「多事暴論」にだけはならないように気をつけたいw
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by bosc_1945 | 2004-02-26 00:00 | 自衛隊・イラク関連


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