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2005年 03月 04日
【西方シフト】 沖縄・那覇基地にF-15配備へ 【嘉手納移駐?】
空自那覇基地にF15配備へ、中国軍近代化に対応 3月4日10時38分 (読売新聞)
 防衛庁は3日、沖縄県の航空自衛隊那覇基地について、現在のF4戦闘機に代え、対空戦能力の高いF15戦闘機を配備する方針を固めた。

 F4が老朽化していることに加え、中国の空軍力近代化に対応する狙いがある。2008年度中の切り替えを目指す。

 具体的には、那覇に配備されている24機のF4を空自百里基地(茨城県)に移し、同基地のF15を20機程度那覇に移転する案を検討している。
防衛庁は那覇基地のF15用格納庫などの整備費を2006年度予算案に盛り込む考えだ。

 F4は1971年に導入され、現在も国内に約90機配備されている。F15は垂直上昇などの能力で優れ、中国が配備を進めているロシア製のスホーイ30などに対抗できる能力を持つ。

 那覇基地にもF15を配備すべきだとの意見は以前から政府部内にあったが、「中国との摩擦を避けるため、先送りされてきた」(防衛庁幹部)という。昨年12月に閣議決定した新防衛計画の大綱や日米の共通戦略目標で、中国の軍拡について「注意を払う必要がある」と明記されるなどの環境の変化を踏まえ、F15配備に踏み切ることにした。

 一方、F15の那覇配備は、自衛隊と米軍の役割分担の見直しにつながるとの指摘もある。防衛庁幹部は「米軍嘉手納基地を空自との共同使用にし、空自のF15を常駐させれば、米側のF15の削減につながり、騒音などの地元負担が軽減される可能性がある」と期待している。

 ◆F15戦闘機=1980年に自衛隊に導入された「第4世代」の迎撃戦闘機で、現在は千歳(北海道)、小松(石川県)両基地などに約200機が配備されている。米国製で、米国、日本、イスラエルなどで主力機とされている。最大速度はマッハ2.5。1機あたりの調達価格は約120億円。
■いよいよ北方重視から脱却し西方シフトが本格化してきましたね。
F-15戦闘機の沖縄移駐は前々から言われていましたが記事にもあるように

>「中国との摩擦を避けるため、先送りされてきた」(防衛庁幹部)

訳です。
しかし、新しい防衛大綱で「仮想敵甲・北韓、乙・中共」とされた事により好むと好まざるに関わらず「西方シフト・沖縄重視」になったわけですね。
まぁ、軍隊というのは仮想敵がいなければ成り立たない商売ですから冷戦の終結と共に予想された結果であるとも言えますが。
さて、もう一つの効果は

>防衛庁幹部は「米軍嘉手納基地を空自との共同使用にし、空自のF15を常駐させれば、米側のF15の削減につながり、騒音などの地元負担が軽減される可能性がある」と期待している。

と米軍の肩代わりをすることで沖縄の負担を減らそうという試みもでもあるようです。
確かに一本しかない滑走路を民間と共用している那覇基地よりも嘉手納を米軍と共同使用する方が広そうですしね。

沖縄も米軍か自衛隊かどっちと言われれば、自衛隊の方がまだマシという結論になるかもしれません。

米軍と自衛隊の基地共同使用には

・米軍基地を自衛隊が共同使用
・自衛隊基地を米軍が共同使用


の2パターンがあり、前者の例は青森県の米空軍三沢基地があります。
この前開かれた米軍再編協議では前述の米空軍嘉手納基地を共同使用し那覇基地の航自部隊を嘉手納に移駐させる案などが検討されたそうです。

で、後者に当てはまるのが米軍横田基地で、ここに空自航空総隊司令部を移駐させて米軍が基地と基地の管理権を日本側に返還し「空自横田基地」に衣替えして米軍が共同使用する方向で調整が進んでいるそうです。
で、将来的にはこの「いったん返還→米軍と共同使用方式」をすべての在日米軍基地に適用する案もあるそうで。

それにしても百里は「帝都防空の要」で、確か第七航空団は首都圏近郊では唯一戦闘航空団でありF-15運用部隊だったような。
第7航空団には第204飛行隊と第305飛行隊がありF-15を2個飛行隊で約40機保有していますが、そこから半分引き抜くよりは困ったことに誰も攻めて来そうも無くなった千歳の第2航空団から引き抜く方がいいんではないかなぁと。

それはさておき、次は下地島にF-2支援戦闘機をw

参考リンク
那覇基地ホームページ(航空自衛隊)
百里基地ホームページ(航空自衛隊)
嘉手納基地概要嘉手納町役場ホームページ
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by bosc_1945 | 2005-03-04 00:00 | 中国・東シナ海関連


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