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2004年 10月 02日
【拉致問題幕引きか?】 多事某論「対北韓政策考」 【圧力への転換か?】
斎木審議官転出へ 対北強硬派 拉致政策変化も 10月2日3時7分 (産経新聞)
 外務省は一日、外務省の斎木昭隆アジア大洋州局審議官を転出させる人事を固めた。十一月発令で米公使への転出が有力視されている。北朝鮮による日本人拉致事件では被害者やその家族からの信頼が厚い中山恭子氏が内閣官房参与を九月三十日付で辞任。同様に対北強硬派として被害者らから信頼されていた斎木氏が担当をはずれることで、政府の拉致問題への取り組み姿勢に変化が起きることも予想される。
 斎木氏は平成十四年九月に人事課長から同局参事官に就任。直後に拉致事件の事実解明を目的とする政府調査団団長として訪朝して以来、一貫して拉致問題を中心に対北朝鮮政策全般を担当してきた。
 対北融和派とされる田中均外務審議官とたびたび衝突しながらも、日朝実務者協議などで拉致被害者十人の安否情報を示すよう北朝鮮側に強く迫った。
中山氏や安倍晋三幹事長代理の信望が厚く、政府と自民党、拉致議連などとのパイプ役を果たしていた。
■はい、と言う事で今回は掲示板で得られた皆様の情報をパクって・・・もとい、集約して分析してみようかと思います。

まず、今回の人事で拉致関連のところといえば

・外務大臣 
 川口順子→町村信孝

・首相補佐官
 →川口順子
 →山崎拓

・自民党幹事長
 安部晋三→武部勤
 (→幹事長代理)

・外務省アジア大洋州局審議官
 斎木昭隆
 (→米国公使)

・内閣官房参与
 中山恭子
 (→下野)

とこの五つですね。
ではまず小泉総理は「拉致問題の幕引きを計っていない」パターンから考えましょう。

・外務大臣
⇒官邸の意向に忠実な川口氏に変えて対北強硬派な町村氏を外相に据えた。

・首相補佐官
⇒川口氏は
 山崎氏は拉致問題関連ではなく米軍再編に絡んで防衛庁側の橋頭堡。
 

・自民党幹事長
⇒前回選挙の責任を取る形で降格。
 但し執行部からは外れず幹事長代理という要職に残留。

・外務省アジア大洋州局審議官
⇒氏が同局参事官になったのは2002年9月、約二年の間に局長級の審議官に出世して米国公使(大使に次ぐNo2)へ転出。
 飛ばされたにしては米国公使というのは出世街道すぎるし、日本のお役所の上級職官僚は「ゼネラリスト」である事を求められる。
 恐らく定例の人事異動ではないか?

・内閣官房参与
⇒国民や拉致被害者・家族の外務省不信を受けて急遽リリーフ登板。
 見事拉致被害者を奪還しその重責を果たしピンチを切り抜け今回降板。


では次に小泉総理は「拉致問題の幕引きを計っている」パターンから考えましょう。

・外務大臣 
⇒幕引きを計っていないという印象を国民に与える為に強硬派の外相を置いた。

・首相補佐官
⇒二人とも総理の意向に忠実な陰の外務大臣

・自民党幹事長
⇒国交正常化に邪魔だから。

・外務省アジア大洋州局審議官
⇒官邸が拉致問題の幕引きを考えていて、それと結託した外務省の一部親北売国官僚が斎木氏を飛ばした。
 あからさまに閑職に飛ばせば一億総国民のブーイングを誘うから、栄転に見せかけて実ははしご外しという策。

・内閣官房参与
⇒国交正常化に邪魔だから。

と両方並べてみました。
昨日の日記でサイオンさんがまとめて下さったものに手を加えるとこうなります。


小泉総理は拉致問題の幕引きを計っていると主張する自称対北強硬派の矛盾発言

例:
a)斎木氏や中山氏は国交正常化に邪魔だから追い出した
疑問
→追い出した斎木氏の転出先が重要ポストなのは何故?
→元からリリーフ登板の中山氏まで追い出す?
→官邸の意向に忠実で「拉致問題の幕引き」にはうってつけの川口外相を留任させなかったのは何故?

b)小泉内閣は人気取りの為に強硬派の外相を置いて、保守気取りは小躍りしている
→そもそも人気取りなら、わざわざ攻撃の口実になる追い出しなんてしないのでは?

このaとbを同時に語る人が非常に多くて(;゚Д゚)ムジュンシテルー

サイオンさんありがとうございました<(_ _)>

確かに、一つ一つの事例だけを見れば「小泉総理は拉致問題の幕引きを計っている」と言う結論になるが、その一つ一つの事例をパズルのピースにして北韓を取り巻く世界情勢と共に当てはめていけば少なくとも「小泉総理は拉致問題の幕引きを計っている」と言う結論にはならないのではないか?

今日のトリビア

首相補佐官とは?
橋本内閣の官邸機能強化の一環として、1996年の改正内閣法に基づき設置され、身分は国家公務員特別職で5人まで置ける。
首相官邸に執務室を持ち、特定の重要政策などで首相に助言するが、各府省庁などに対する直接の権限はない。


参事官と審議官
「参事官」というのは、その組織の中の最高の事務単位における「副~」だそうな。
局ならば「副局長」、部ならば「副部長」というところである。

で、「審議官」というのは2つあるらしく、あの売国奴田中均が御出世なさった事で有名な「外務審議官」というのは

>「この外務審議官というものを設置いたしますほんとうの趣旨は、まあ次官補、外国で次官代理とか、次官補とか、いろいろ職名ございますが、できますならばそういうもの、そういう形のそういう名称を持ったものにいたしたいというのが実はほんとうの希望であったわけでございます。しかしながら、それにつきましては、いろいろそういう職名のものを置きますことにつきまして日本の行政組織法の問題、あるいはそれが各省との振り合い等の関係から非常に異論が強うございまして、やむを得ず、これにはいろいろな曲折がございましたが、結局は外務審議官という名前に落ちついたわけでございます。」(第034回国会 内閣委員会 第31号)

アメリカで言う「国務次官補」にあたるそうで日本的に言えば「事務次官補」というところで、一般的な形において次官の代理者あるいは補佐者の立場で仕事をするらしい。
ただ、「事務次官補」にすると他の役所が「外務省だけかっこいい名前にしやがって!外務省が作るなら俺らにも作らせろ!」って事で反対されんで仕方なくややこしいけれど「外務参事官」にしたと。
???いかにも日本的でほのぼのしますねw


そして斎木さんのような接頭語のない「審議官」の場合は部署により「局長級」もしくは「局長よりワンランク下」の扱いで「特別の命を受けまして、重要な事務について審議し、あるいは企画に参与するという職務」だそうな。
まぁ、旧ドイツ軍で言えばSS第○○○重戦車大隊、世間一般で言えば火消し役ってところですね。

でまぁまとめて書くと

上 事務次官
↑ ○○審議官
| 官房長、△△局長、政策統括官
| △△局審議官、総括審議官、技術総括審議官
| △△局次長
| 大臣官房審議官
| △△課長、参事官
| △△室長
| △△課長補佐
↓ △△係長
下 ○○事務官、○○技官
(○○には省庁名が△△には各部署名が入ります)

こうなるそうです。
ものごっつい分かりにくいですね(汗)
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by bosc_1945 | 2004-10-02 00:00 | 北韓・南朝鮮関連


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