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2004年 11月 12日
【蘭軍三月撤退へ】 政府、中共に厳重抗議す 【核燃料再処理へ】
オランダ軍、来年3月にサマワ撤退 11月13日3時4分 (読売新聞)
 【ロンドン=土生修一】ロイター通信によると、オランダのANP通信は12日、カンプ国防相の話として、イラク駐留の同国軍1350人が来年3月、当初の予定通りに撤退すると伝えた。

 米英は駐留延長を要望していたが、カンプ国防相によると、オランダ内閣は同日、これを拒否する閣議決定をしたという。

(中略)

 オランダ軍が撤退した場合、イラク南部全体の治安維持の責任を負う英軍との緊密な協力関係の構築が不可欠となる。フーン英国防相は今年9月に来日した際、石破防衛長官(当時)に対し、「英軍が自衛隊への支援に必要な措置はしっかりとる」と約束していた。

 イラクからは今年、スペイン、フィリピン、タイなどが駐留軍を撤退させた。
■さて、いよいよ議論も本格化しそうですね。

領海侵犯、中国原潜と断定…政府が抗議・謝罪要求 11月12日23時53分 (読売新聞)
 政府は12日、沖縄県宮古列島周辺で日本領海を侵犯した潜水艦を、中国海軍所属の原子力潜水艦と断定した。

 町村外相は同日夕、程永華駐日中国公使を外務省に呼び抗議し、謝罪を要求した。大野防衛長官は同日午後、10日に発令した海上警備行動の終結命令を出し、海上自衛隊は3日間にわたった原潜の追尾を終了した。細田官房長官は12日午後の記者会見で「潜水艦は他国の領海を通過する時は旗を立てて通行が可能だ。それをしなかったのは遺憾な対応だ」と強い不快感を示した。

(中略)

 防衛庁は、P3C哨戒機などで収集したスクリュー音などの「音紋」の特徴や、長期間にわたって1度も浮上していないことなどから、潜水艦を原子力潜水艦と特定した。大野長官は同日午後の記者会見で、中国の原潜と断定した理由について、〈1〉日本周辺で原潜を保有しているのは中国とロシアしかない〈2〉中国の海軍基地のある方向に向かった〈3〉東シナ海の浅い水域を航行し、海面下の地形を熟知している――点を挙げた。

 これを受け、町村外相は12日夕、程公使を外務省に呼び、「東シナ海における中国のガス田開発や海洋調査船の問題について、日中間で協議を続けるという時で、大変遺憾だ。誠実かつ迅速な対応を求める」と述べ、謝罪を要求するとともに、事件に至った理由の説明と再発防止も求めた。

 程公使は「調査中なので、直ちに謝罪するわけにはいかない」と応じた。

 外相は同日夕の記者会見で、20、21日にチリで開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議にあわせ、小泉首相と中国の胡錦濤国家主席の首脳会談実現に向けて日中両政府間で調整する考えを示し、「問題があったらあったで、(首脳)会談に意味はある」と指摘。会談が実現した場合、「領海侵犯事件に何も触れないのは不自然だ」と述べた。
(後略)
■おお、ついに政府が中共海軍「漢級」攻撃型原潜と公言しましたね。
しかし、いろんな意味で驚きです。
え?一番の驚き?
そりゃあ「漢級」攻撃型原潜が実戦投入されてるって事ですかねw
発令・公表手順見直しへ=海上警備行動で政府 11月12日21時1分 (時事通信)
 政府は12日、中国海軍の潜水艦による日本領海の侵犯から海上警備行動の発令や公表までに時間がかかったとの批判が出ていることを受け、事案の発生から公表までの手順の見直しに着手した。当面、防衛庁を中心に諸外国の例を参考に検討を進める。
 細田博之官房長官は同日午後の記者会見で、「そういう(瞬時の判断ができるかの)危機感を持つのがいい。どう危機管理をやるか、よくレビュー(再検討)し、態勢を整えたい」と表明した。

流れをまとめるとこんな感じ。

10日
0400
 海上自衛隊対潜哨戒機P3Cが沖縄の先島諸島周辺で国籍不明の潜水艦が潜航しているのを確認

0548
 潜水艦が領海内に侵入、海自は海上警備行動の発令を防衛庁内局に要請。

0610
 首相官邸危機管理センターに官邸連絡室設置

0625
 海上保安庁は監視のため航空機を派遣。

0700頃
 細田博之官房長官に連絡

0800頃
 小泉純一郎首相に連絡。潜水艦は我が領海を出る。

0810
 官邸連絡室を対策室に格上げ


0845
 大野功統防衛庁長官が海上自衛隊に海上警備行動を発令

1120
 細田官房長官が記者会見で公表

12日
0700頃
 東シナ海で日本の防空識別圏の外へ、海上自衛隊は護衛艦やP3C哨戒機で追尾続行。

1300
 潜水艦は防空識別圏の約五十キロ西側に当たる、沖縄本島から北西約五百キロの海域に達する。

1530
 海上警備行動終結命令、但し部隊撤収命令は出ておらず、P3C哨戒機などが周辺海域にとどまり監視を続行。

赤の部分が「空白の二時間」とでも呼ぶべき官邸か官邸事務方が不審な動きをした部分ですね。

政府は96年の閣議決定で、領海内を潜航する外国の潜水艦を発見したときには閣議などの手続きなしで首相の承認のみで速やかに海上警備行動を発令できるようにしたんですが、残念ながら今回は官邸事務方に中共のスパイがいた模様で、中国の原潜と知りながら発令を遅らせたとの指摘もあります。

スクランブル、つまり領空侵犯-正確を期すれば届け出なしに防空識別圏を侵犯-した正体不明の航空機の場合は首相の裁可を得ることなく空自の戦闘機がすっ飛んでいくんですね。
で、接近しての目視確認の上で「必要な措置を講じる」という具合です。
結局、今回は国際法に基づいて領海内の浮上航行を要求する措置も取る事ができなかった為、政府・与党内からは「領空侵犯に対する措置と同様、自動的に海上警備行動がとれるようにすべきだ」などの意見が出ている。

藪をつついて蛇を出すとはこの事でしょうかw

結局一番悔しがってるのは中共じゃなくて財務省だったりしてw
時期最悪だもんなぁw

使用済み核燃料、今後も再処理で…原子力委会議が結論 11月12日23時23分 (読売新聞)
 内閣府原子力委員会の新長期計画策定会議(議長=近藤駿介・原子力委員長)は12日、国の核燃料サイクル政策についての中間とりまとめを行い、原子力発電所の使用済み核燃料を今後もすべて再処理する方針を正式に決めた。

 中間とりまとめの内容は、2005年末に策定する新しい原子力長期計画に盛り込まれることになっている。

 同会議は、使用済み核燃料を再処理してウランやプルトニウムを再利用するか、そのまま地中に埋めて処分するかについて、今年6月から12回にわたって議論してきた。その結果、再処理は直接処分よりも費用がかかるものの、ウラン資源の節約になるうえ、エネルギーの安定供給にもつながるなど利点が多い――との結論に達した。

 この決定により、日本原燃が青森県六ヶ所村に建設中の再処理工場は、早ければ年内にも劣化ウランを使った試験が可能となり、2006年には本格稼働できる見通しとなった。

 同会議は今後、原発の安全対策や高速増殖炉の実用化に向けた開発、原子力関係の人材や技術的基盤の確保などについて議論し、長期計画の全体像を組み立てていくことになる。
■はい、一見国「国防・安全保障」とは何の関係もないニュースに見えますがところがどっこい、エネルギー問題は重要な国防・安保分野なんですねぇ。

>再処理は直接処分よりも費用がかかるものの、ウラン資源の節約になるうえ、エネルギーの安定供給にもつながるなど利点が多い――との結論に達した。


例えば身近な家庭ゴミの問題に例えてみると、家庭からゴミが出る、これは人間が高度に繁栄した社会生活を営む上で避けては通れない訳ですね。
で、そのゴミを直接埋め立て地に埋め立てる方法リサイクルできる所はリサイクルする方法で揉めていた訳です。

使用済み燃料は放射能を含んでいますから家庭から出るゴミの様に埋め立て地にポイという訳にはいきません。
簡単に説明すると、溶けたガラスと混ぜて固めて地上の中間貯蔵施設と呼ばれる所で30年かけて冷ましてから地下の安定した地層に埋めます。

どちらの場合も最終的に燃えかすを埋める事に代わりはないのですが、一回使った核燃料を再処理して再度使う場合は再処理施設を作らないといけません。
その費用を考えると、使用済み燃料を再処理する場合の方が高くつく訳ですね。

じゃあゴミを減らせばいいじゃないか?
高度に発達した社会では電力は欠かせません。
また、原発の代わりに石油や石炭、天然ガスで発電すれば二酸化炭素を排出します。
太陽光や風力発電は現在の技術では発電量が一定しません。

欧州ではドイツが脱原発政策をとっていますが、ドイツはフランスの原発-フランスの発電電力量の原発が占める割合は約7~80%-から電力を買って自国で脱原発を推し進めているのです。
他国から電力を買えない島国たる我が国では、脱原発など夢のまた夢ですね。
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by bosc_1945 | 2004-11-12 00:00 | 国防・安保問題


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