当ブログは第二保管庫のためレスポンスは極端に遅いです。 トラックバックやコメントは本家の方にお願いします。 2004年 12月 03日
■うほっいい大野!w _ ∩ ( ゚∀゚)彡 大野!大野! ⊂彡 一番悔しがってるのはゲル長官かなぁ?w
■昨日の日記に書きましたが、書きたいことが増えたので今日のネタに。 次期哨戒機(PX)と次期輸送機(CX)は、それぞれ海上自衛隊のP3C哨戒機と航空自衛隊のC-1輸送機の後継機です。 2001年度から開発を始め、飛行高度や航続距離、潜水艦探知能力や貨物搭載量を向上させるそうですが、まぁあの政治的妥協の産物、駄作機C-1の後継機は普通の性能なら務まるからともかくとして、P3Cは名機だけに後継機は結構酷評されるんじゃないかなと予測。 開発費はPXとCXを合わせて3400億円で平成11年度には開発を終える予定。 初飛行の予定はPXが06年、CXが07年とのこと。 完成予想図はこんな感じ。 と、まぁCXはC-1を大きくしたような見かけですが性能に関しては雲泥の差でペイロード(最大積載量)が26t、航続距離が6500kmとされています。 航続距離6500kmとされていますが、上の表からほぼ満載か8割程度で6000km程度ってところではないしょうか。 そうすると、C-1は8tで1600km・6.5tで2200kmでしたからほぼ3倍、まぁ普通に考えればC-1よりははるかに使い勝手が良さそうですし、C-130よりペイロードが6t増えているので今まで輸送不可能だった輸送品-救急車、手術車、水タンク車-も災害時に緊急輸送できるようです。 しかし、戦略輸送機-例えばC-17-でもない戦術輸送機-お馴染みC-130-でもない「国産ミニC-17」とか「国産ジェット化C-130」とかみたいな世界に類を見ない中途半端な「国産ジェット戦術輸送機」になるような気がしないでもないような??? まぁ一応東南アジア圏は無給油で行けますし、C-1やC-130より航続距離も巡航速度も輸送力UPには貢献してくれそうです。 まぁ、C-1の代替はC-130Jにして戦術輸送機はC-130に一本化するべきという意見もないではないですがね。 で、個人的にはどうせ作るなら将来的に力を入れる国際協力任務もか含めて戦略輸送機を作るべきだったと妄想していますw しかしそうなると「専守防衛」という国是上、配備は少数になるだろうから、そうでなくてもコスト高にさらにコスト高になるのは目に見えているので、国産はすっぱり諦めて英国空軍みたくC-17をレンタルか購入する方が合理的ですね。 合理的と言えばまぁ、一番根本的な「我が国に戦略輸送機がいるのか?」というところを度外視している個人的な妄想ですから、本来ならそこの所で100%計画がポシャりますw イラク派遣の時の様に必要になれば民間のを借りればいいんですしねw しかし、C-1の時も言われてたけど今回のような戦術輸送・哨戒機をジェット化する利点って何だろう? と書いたところ >ターボファンエンジンが使える時代なのですから、ターボプロップエンジンを選択する必要性が薄まったからです。 >C-130は開発時期は1950年代ですから、ターボジェットエンジンかターボプロップエンジンの二択でした。ターボジェットは低速域での燃費が非常に悪かったのです。 >もちろん、ターボファンといえどターボプロップよりも燃費は悪いのですが、ターボジェットに比べればかなりマシになります。(JSF.さん) と言う書き込みを頂きました。 で、あわててターボファン・エンジンについて調べましたところ、JSF.さんの仰る通りのようですね。 確かにターボプロップの方が短滑走距離,中速度向きで燃費も良いが、最近は小型高性能のターボファン・エンジンに取って代わられる傾向がみられるようです。 ちなみにCXに採用されるゼネラル・エレクトリック製「CF6-80C2」エンジンは >世界中のワイドボディ型旅客機に搭載されているCF6-80C2エンジンは、最も実績のあるエンジンで、日本では日本航空(JAL)、全日空(ANA)で600台以上のCF6-80C2が使用されております。 >また、防衛庁では、政府専用機をはじめ、E-767空中警戒管制機に使用されており、かつKC-767空中給油・輸送機にも搭載が決まっています。(GE広報文より) と実績十分だそうな。 PXの方は石川島播磨重工業などが開発した純国産ジェットエンジン「XF7」を採用するそうで、欧米企業製のエンジンを採用する場合が多い防衛庁としては純国産品は22年ぶりだそうです。 XF7は防衛庁が2000年度から総額200億円を超す予算を投入し、石播がタービンなど基幹構成品を担当し、川崎重工業、三菱重工業も部品を供給している。 CXのエンジンは国産ではないので、PXは機体・エンジンとも国産の「純国産哨戒機」となる。 いつもの事ながらのコスト高を克服できれば日本の航空産業の技術力向上や収益への効果が期待できますね。 また、XF7は離陸時に機体を浮上させるための推力は一基あたり六トン-同クラスのエンジンは日米英独で国際共同開発した民間用の「V2500」があるだけ-と、50―100席クラスの旅客機用エンジンと同水準を備える為、あのYS-11後継機計画「純国産旅客機計画YS-X」への布石とも言えるでしょう。 YS-11の二の舞だけは勘弁して欲しいですね・・・ ■論評なし。
by bosc_1945
| 2004-12-03 00:00
| 国防・安保問題
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